ソースケのアメリカ駐在術・生活術

アメリカ駐在(2018年夏~2020年夏)、陸マイラー、投資家、ダイエッター

アメリカ移住総括(本当に日本は駄目?)

 

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 近年、「日本はもう駄目だから海外に逃げた方が良い」

 というような意見を見聞きすることがあります。

 

 本当にそうでしょうか?

 

 確かに、私自身も幼少期にヨーロッパを、旅行で複数のアジアを、そして今回のアメリカ駐在と、限られた国しか見ておらず、世界中を見てきたわけではありません。

 

 ただ、アメリカに2年近く住んで、少なくとも日米の比較から言えることがあります。

 

それは、

「移住で夢と希望が一杯になるわけではない」

「移住が向いている人とそうでない人がいる」

ということです。

 以下、これまでの比較を振り返りながら、米国移住に関する総括としてまとめます。

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1.生活のしやすさ

 

 私は、以下の観点で、生活のしやすさ(便利さ、治安等含む)では圧倒的に日本の方がよいと思います。

 

(1)サービスの質

以前の投稿でも記載しましたが、日本のサービスの質は世界一とも言えます。

一方、アメリカのサービスの質は酷すぎます。

 

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(2)清潔感

 日本の清潔さは世界一レベル。一方、アメリカで同じレベルのものは到底期待できません。

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(3)治安

これは言わずもがな。日本の方が圧倒的に安全です。

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(4)便利さ

 上記のサービスの質にも関連するような、コンビニ等の点では日本の方が優れています。

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 一方、最新テクノロジーの導入の早さや、便利なアプリ、便利なツールという点ではアメリカの方が優れていると言えます。

 ・Uber移動手段クレジットカードの項を参照

2.働きやすさ

 これは一概には言えません。

 以前も書きましたが、収入が多いか少ないかはその地域での必要な支出がいくらかにも拠るからです。収入の金額だけでは語ることはできません。

 福利厚生レベルも、日本の会社の中でも大きく差があるのと同様、アメリカの会社の全てが良いというわけではありません。

 専門職であったり、高度な能力を持っており、それを十分に活用できる仕事に就けたのであれば、アメリカでも短時間の労働で豊かな生活ができる可能性はあります。

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3.移住に向いている人、向いていない人

(1)移住に向いている人

①とにかく何かを変えたいというモチベーションが高い人

 現状にとにかく不満や不安があり、何かを切欠にしたいというモチベーションが非常に高い人は、そのモチベーションを維持できるのであれば、アメリカに限らず、世界中どこに行ってもやっていけると思います。

 

②英語が堪能な人

 英語はそこまで気にしなくてもよい、というような旨は別の投稿でも記載しましたが、それは「なんとか暮らしていく」という事であればです。

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移住となると話は別。生活の立ち上げ、各種書類の提出、仕事の獲得、トラブル対応、基本的に全て自分で対応する必要があります。

恋人や配偶者の方がネイティヴスピーカーであったとしても、ずっと四六時中一緒にいて助けてくれるわけではありません。

 当然、最初から堪能である必要はありません。住んでいる内にそれなりに上達はしますが、移住当初にこそやるべき事が沢山ありますので、それをなんとかクリアできる程度の英語力はやはり必要になります。

 

③コミュニケーション能力が高い人

 これも大事です。英語が多少できなくても、コミュニケーションを取ろうとしている人に対しては、助けてくれる場合も多いです。

 身振り手振りでも、紙に書いてでもいい、なんとかして伝えることができればなんとかなります。

 また、陽気で積極的に話しかけるような人は、多少英語ができなくても仲良くなることができます。友人ができれば、助けてもくれるでしょうし、移住生活も楽しくなりますよね。

 

④順応性の高い人

 上記のサービスの質や清潔感や仕事の違いはかなり大きいですが、

それが気にならない人、もしくは、環境への順応性が高い人はやっていけるでしょう。

 

(2)移住に向いていない人

①現状に満足している人

 上記とは逆に、日本で生活していて、特に不満や不安を感じていないというのであれば、そもそも移住のモチベーションは無いと思います。

そういう人にとっては、日本の良さばかりを思い出してしまい、アメリカの悪い点ばかりが目に付いて嫌になってしまうでしょう。

 

②目的意識の低い人

「移住の目的」がはっきりしているならばよいです。

例えば、

「まずは〇年間、アメリカで〇〇として働いてみて、キャリアを積む。その後、完全に移住するかどうかは後で考える」

こういう人はうまくいく可能性が高いと思います。

一方、ただなんとなく、「アメリカに来ればなんとかなるかも」という考えだけで来てしまうと、満足の行く仕事に在りつけないだけでなく、生活の面でもストレスを感じてしまい、嫌になってしまうのではないでしょうか。

 

潔癖症の人

 日米の清潔感の違いについて、別の投稿でも記載しましたが、

 日本の清潔感は世界一レベルです。その日本ですら色々と気にする人っていますよね。

 そういう人は、日本以外の国で暮らすこと自体が大きなストレスになって我慢できないでしょう。

4.まとめ

  如何でしょうか?

 私自身は駐在を切欠に移住も視野に入れておりましたが、その選択肢は消しました。

  大きな理由としては、上記したところでいうと、「現状に(ある程度)満足している」という点が大きかったかなと思います。

 それに加え、清潔感やサービスの質、食事といった点で順応できなさそうだと感じたことも大きいですね。

 

  このブログでは、アメリカを含めた海外移住について、否定も肯定もしていないつもりですが、私自身が移住の選択肢を消した立場から、やや否定よりの意見が濃いかもしれません。その点はご了承下さい。

  勿論、家族の都合、恋愛や結婚等を切欠に、移住した(せざるを得なかった)という方も私の知り合いにも多くいます。ですが、やはり、彼ら、彼女等もかなりの苦労をしていますし、たまに日本に出張や帰省等をする時は「やっぱり日本っていいなと思う」

と口を揃えて言いますよ。

 

 ただし、駐在の経験はものすごく自分にとってプラスになったということは断言できます。

 仕事の面でも、こちらでしか経験できないような貴重な経験を何度もしましたし、語学力だけでなく、ハートも強くなりましたし、日本人・外国人を問わず、一生付き合えるような友人が数多くできました。人間としての幅も広がったと思います。

 

 移住ではなく、駐在、出向、留学等は機会があれば積極的にチャンスを掴むことをお勧めします!

 移住するかどうかは、まずはこれらを経験してから慎重に考えては如何かなと思います。

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今回はこの辺で。

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