ソースケのアメリカ駐在術・生活術

アメリカ駐在(2018年夏~2020年夏)、陸マイラー、投資家、ダイエッター

コロナウイルス×在宅勤務×テレビ会議×海外駐在×働き方改革

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 コロナウイルスの影響で、在宅勤務が日本でも一気に広がってきているようです。

 在宅勤務の普及度合いが他の先進国に比べて遅れ気味だと思っていた日本でも、こういう状況だと割と頑張って導入するものだなあと、変なところで感心したりしています。

 以前の投稿で日米の働き方について比較をしました。

sousuke22101243.hatenablog.com

 今回は「在宅勤務」テレビ会議そして、今後の「海外駐在」の在り方について検討してみたいと思います。

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1.在宅勤務状況

(1)日本

 ・日本においてはこれまでは、一般的には在宅勤務は、「育児」「介護」等、限られた状況でしか認められていなかった印象です。

 ・しかし、今回の騒動で「原則在宅勤務」という制度を取り入れた会社も多数あるようです。

 ・急速に在宅勤務者が増えたため、サーバがダウンしたり、ネット接続に不具合があった等の問題もあったようです。しかし、それは解決できない問題ではないと思います。

 ・「在宅勤務制度」は一度導入したら、その要望も高いと思いますので、程度の度合いにもよりますが、そのまま在宅勤務制度が定着する会社も多いのではないかと思います。

(2)アメリ

 ・アメリカにおいては、コロナウイルスどうこうより前に、とっくに在宅勤務は一般的になっておりました。

 フルタイムの在宅勤務、一部在宅勤務を含めてではありますが。

 ・特に、最近ではコロナウイルスの影響は日本よりアメリカの方が深刻化している印象があります。一部の州では、「原則全員在宅勤務せよ」との命令が出るほど。

 こうなった時のアメリカの対応の早さはもの凄いものがありました。

 サーバの増設、ネット環境の向上の動きもかなり早く、各企業のITスタッフの努力は相当のものがあったようです。

 

2.在宅勤務のメリット・デメリット

(1)メリット

 ・通勤時間がない

 ・自分のペースで仕事ができる

 ・Work Life バランスが向上する

(2)デメリット

 ・同僚とのコミュニケーションがとり辛い

 ・仕事とプライベートのメリハリが付きづらい

 ・管理職としては、部下の管理がし辛い

 ・電車、バス、飛行機等の会社へのダメージ

(3)考察

 私は個人的には、「在宅と出社の両方」を選べるようになるといいなと思っています。

 例えば、所属部署や課の定例会議がある日は出社し、それ以外は在宅でも出社してもよい、というような。

 しかし、管理する側は大変な気がします。在宅だとどうしても、「就業時間中に本当に仕事をしているのか」という点の疑問が付きまといます。

 なぜ、私がそう思うかというと、私自身も、在宅勤務で100%仕事に集中できるという自信がないからです(笑)

 また、職場に行くと同僚がいて、気軽に声をかけたり気軽に質問をしたりできるというのは実はかなり大きなメリットです。

 在宅ですと、ちょっとした質問でも、電話やメールベースになってしまい、「このぐらいの事でわざわざメールで訊くのもなあ・・・」と思ってしまいがちな気もします。

 したがって、「全従業員が原則として全就業時間中に在宅勤務」というのは、現状では非現実的ではないかと思います。

 結果として、確認や質問に対するレスポンスが遅延化し、組織としてのアウトプットが滞ることに繋がりかねません。

 何かしらの画期的なインフラが整わない限りは難しいのではないでしょうか。

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3.テレビ会議のメリット・デメリット

(1)メリット

・遠隔の地にいる人も参加できる

・時間設定の自由度があがる

(2)デメリット

・音声等の鮮明さがまだまだ不十分

・会議全体の雰囲気が分かり辛い

・身振り手振りの説明が伝わり辛い

・ホワイトボードや紙を使っての説明がし辛い

(3)考察

 テレビ会議自体も完全に一般的になりました。

 しかし、マイクやスピーカー、ネット環境にもよりますが、音声が不鮮明であったり、遅れがあったりして、ストレスを感じたことがある方も多いのではないでしょうか?

 私自身も、テレビ会議はあまり好きではありません。

 また、例えばその場で出てきたアイディア等を、紙やホワイトボードでぱぱっと説明して共有化する、というような事もし辛いという点があります。

 これが外国人相手となると、もう絶望的です。

 私自身、1年半以上アメリカに住んで、少なくとも日常のコミュニケーションや仕事上のコミュニケーションではアメリカ人相手でもさほど困らなくはなりましたが、それは身振り手振りや、紙やホワイトボード等も駆使して、なんとかかんとかどうにかなっている、というレベルに過ぎません。

 電話をしなければならない時はいつも憂鬱ですし、音声が必ずしもクリアでないテレビ会議となると、情報の伝達は半減ぐらいすると言っても過言ではないようにも思います。

 しかし、日本企業の中には未だに旧態依然で無駄な会議が多いところが多いのも事実。

 インフラを整えて、対面で会話しているのと遜色無いレベルのテレビ会議ができるようになって欲しいものだと思います。

 

4.海外駐在の今後

 ・さて、アメリカでは現在、「原則在宅勤務」という事態になっています。

 ・こうなってくると、アメリカを含め、日本人が海外に駐在している意味って何だろうかという議論になりかねません。

 ・実際、緊急帰国を余儀なくされている人達の話も耳にします。

 もっとも、緊急帰国の理由は、「駐在の意味がない」というよりは、「健康を危惧して」という理由が主ではありますが。

 ・また、上記にも記載しました通り、テレビ会議のインフラは普及してきており、今後も益々発達してくることでしょう。

 そうなると、世界中どこの人達とも、対面で話をするのと同等に簡単にコミュニケーションを取れるようになる時代は遅からずやってきます(時差の問題はありますが)。

 そうなった時に、わざわざ企業がコストをかけて「海外駐在」をさせる意義とは何であるか、という議論はシビアになってくると思います。

 ・海外に実際に行かないとどうにもならない類の業務は勿論あると思いますので、駐在や出張そのものがゼロになるとは思いませんが、「人材育成」の色合いが濃いような駐在制度をどこまで残すか、という議論は必ずシビアになってきます。

 ・勿論、駐在を経験している身としては「実際に現地で生活して、仕事のパートナーでもあるアメリカ人と公私を通してコミュニケーションを取ることは人間としても成長があるし、意味があることだ」とは思いますが、それを組織として、費用対効果の面からどのように評価をするかというのは非常に難しい問題です。

 ・私が将来的に管理職側に回った時、この制度の維持を問われた時、勿論、「維持する」側としての立場で主張はしますが、予算等の問題、費用対効果の説明を突き付けられた時にどこまで頑張れるか・・・。

 

 今回は、コロナウイルスの問題から、在宅勤務、テレビ会議、及び海外駐在の在り方まで考察してみました。

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米国駐在における、日米比較等は以下をご覧下さい!

sousuke22101243.hatenablog.com

米国駐在における陸マイラー、航空会社上級会員編は下記をご参照を!

 

sousuke22101243.hatenablog.com

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