投資経歴
さて、今回は兼業投資家としての私ソースケの投資経歴についてである。
実は偉そうに兼業投資家と名乗ってはみたものの、投資において大した利益は上げられていない。
確かに、株式投資においては、前回投稿にもあったように、利益を得ていた。
しかしそれは以下の理由からによるものである。
つまり、自分の実力ではなく、外的要因で利益を上げていたに過ぎないのだ。
この時の株式での利益と総資産は以下の通り
総資産:600万円
利益 :150万円
その後、自分なりに勉強したりして、順当に利益を積み上げ、以下の状態となった。
総資産:900万円
利益 :450万円
今にして思うと、あの時は日経平均は右肩上がり鰻上り状態だったので、よほど下手なことをしない限りはほとんどの人は儲けを出していたのではないかと思われる。
しかし、その後、欲をかいて投資の方針を変更し、リスクの高い銘柄に手を出したところで利益は150万ほど目減りした。
さらにそこからFXで高金利通貨のトルコリラに手を出し、無謀にも10倍以上のレベレッジを効かせてトルコリラを購入したところ、忘れもしない2018年夏のトルコリラ・ショックによる強制ロスカットにより、更に300万円を失ったのである。
すなわち、株式投資で儲けた450万を一年以内に全部吹き飛ばした事になる。
総資産:450万円
利益 :0円
昨年度は、この450万を元手に、50万の利益を上げて、現在の元本は500万というところだ。
また、株式投資においては、全てを決算したわけではなく、含み損の状態で、いわゆる、「塩漬け」状態になってしまっているものがかなりある。
この銘柄が復活するか、それとも更に沈むかによっては上記の数字は大きく変わる。
私は、「こうすれば儲かります」というような事を言えるような立場ではないことを理解している。(何より、結果を出していないわけであるから)
しかし、「うまく行っていた時期」の考え方と、「うまく行っていなかった時期」の考え方をお伝えすることで、参考にして頂けることにはなろうかと思う。
1.うまく行っていた時期
(1)購入銘柄
大手企業の安定株
株主優待券を目当てに、長期投資が目的
これらの企業は、基本的に大きく売買益が出るわけではないが、大きく下落することもなく、安定していた。
また、株主優待券や配当金も安定的に株主に還元していたので、多少の値下がりがあっても、最悪、「一生保有していれば損はしない」と言えるような銘柄だった。
(2)購入時期
特に拘りはなし
実際、ある程度企業研究を自分なりにしたら、特にチャートは見ずに購入していた。
テクニカル分析(チャートから将来の上下を予想するような分析)はほぼやっていなかった。
というか、あの時期はテクニカル分析は特に必要ではなかった。
適当な時期に買ってもそれなりに利益を出せた時代であった。
(3)売却時期
20%上昇したら売却(利益確定:利確)
10%下落したら売却(損切り)
これは実は、色々な株式投資の勧めの本などに書いている基準である。
株式投資で一番難しいのは、「買うこと」ではなく、「売ること」だと言われている。
これは、経験者なら一度は通る道なのだが、一度保有株の価格が上昇してしまうと、「もっと利益が出るかも・・・」と考えてしまい、そうこうしている内に上昇相場が終了し、最終的にマイナスに転じる、という話である。
「やっぱりあの時売っておくべきだった」という後悔は常につきまとうのだ。
その点、「20%上昇」、「10%下落」で機械的に売買してしまうと、悩みようが無い。
最初は私も本等の情報を参考に自分でルールを決めて、購入時に売却価格まで設定していたものである。
上記のように、相場自体が上昇トレンドであったため、この方針でも十分うまくいったのである。
2.うまく行っていなかった時期
(1)購入銘柄
小型振興株でハイリターン狙い
どうしても、上記のうまくいっていた時のやり方では、利益が出るまで時間がかかる(それでも、日経平均がうなぎ上りの時期だったので、450万ほどの利益は出たわけであるが)。
そこで、次に私が目を付けたのが、小型振興株である。ここでは、以下のような特徴を持つ銘柄であると定義しておこう。
条件が揃えば、一気に株価が数倍、時には10倍にまで短期間で至ることがある。
10(テン)倍になった株のことをテンバガーと呼んだりする。
このような銘柄に手を出すこと自体が悪だとは言わない。
実際に私は100円で500株ほど購入した銘柄が短期間で5倍になったことはある。
5万円が25万円である。
この時はプロの投資家にでもなったかのように錯覚したものだ。
可能であればあの時のいい気になって友人に投資論を語っていた自分をぶん殴りたいものだ。
貸株率が高い銘柄
貸株や貸株率についてはまた別途詳細に記載するとして、当時、貸株率15%という驚異的な銘柄を発見した。
株式に精通している貴兄であれば、一体どこの銘柄のことなのか、およそ察しは付くかもしれない。
100万円程、当該銘柄を購入しておけば、何もしなくても年に15万円ほど入ってくる計算になる。
200万円なら30万円、
300万円なら45万円、
当然、3,000万円なら450万円である
450万円の不労所得が一生入ってくるのであれば、最悪、働く必要もない。
そんな甘い考えから、この銘柄を300万円ほど購入した。
なるほど、確かに年に45万円は入ってきたが、以下の事が起こった。
株価の急激な低下
貸株率の低下
目を覆いたくなるような状況とはまさにこのことである。
ちなみに、この銘柄は多少は処分したものの、未だに180万円ほど保有しており、含み損が68万円というところである。
そして、貸株率はなんと1.0%である。銀行に普通に預けているよりはマシであるが、15%もあった時のことを思うと悲しいとしか言いようがない。
(2)購入時期
やたらとテクニカル分析等をし、購入時期を検討し、基本的になるべく安く購入して高く売ろうとしていたのもこの時期。
誤解の無いように言っておくが、この方法が悪かったわけではなく、単に私の分析が甘かったのである。
また、下記の通り、売却時期の考えも完全に間違った方向に進んでしまった原因であろう。
(3)売却時期
売却時期については、当初の考えと違い、下記のように変わってしまった。
・安い時期に買ったのだから、さすがにそろそろ上がる、ガチホだ!
・利益は出ているが、会社の業績やIRをみると、もっと上がるはず、ガチホだ!
・下がったけど、掲示板をみると、「調整」という見方が多い、ガチホだ!
ちなみに、ガチホという言葉は「ガチ (本気) でホールド (保有) する」という意味のスラングであり、一度購入したら、 すぐに売らずに長期で保有する投資方法です。
将来的な値上がりに期待し、短期の値動きに一喜一憂せずに、じっくりと値上がりを待ちます」・・・とのことである。
ガチホ自体の考えが悪いというわけでは無いが、結果的に、利益が出ている時も損をしている時も売らない、という訳の分からない投資方針になってしまった。
(4)信用取引
これも誤解の無いように言っておくが、信用取引自体が悪いわけではない。
何より、信用取引では、上昇相場だけでなく、下落相場でも利益を上げることができるというメリットがある。
また、信用取引と株主優待を上手に組み合わせることで、株主優待を効率よく獲得する方法等も、割とメジャーになってきている。
私自身も、信用取引の実績を計算してみたら、なんとプラスであった。
ただ、初心者に毛が生えたようなレベルで手を出すの早かったとは言える。
大きな損失が出なかっただけでも儲けものかもしれない。
自分への戒めとしてここで上げておこう。
(5)FX
これも上記の信用取引と同様である。異論はあるかもしれないが、性質としては信用取引にも共通する点がある。
私は、調子の良い時では、毎日40,00円ほど、何もしなくても得ていた。
しかし、結果として300万円を失った。原因は分かり切っている。欲をかきすぎたからである。
しかし、現在、めげずに再挑戦中である。
昨年は約50万円ほど、この手法で利益を得た。
300万円を失ったが、既に50万円を取り返した。
目下の目標としては、毎日10,000円の不労所得を株式投資、FXを含めて得ることと設定している私にとって、FXはやはり強力なツールなのである。
今回は私の投資の失敗の経歴を記載した。
しかし、こうしてまとめて振り返ってみると、自分がなぜ失敗したかがよく分かる。
また、失敗したとは言え、元本割れしていないのは不幸中の幸いであり、昨年の実績を見れば好調を取り戻しつつある。
それでは、それぞれの投資手法のメリット・デメリットを私の失敗談や成功談を交えて次回以降に説明して行くとしよう。
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