ソースケのアメリカ駐在術・生活術

アメリカ駐在(2018年夏~2020年夏)、陸マイラー、投資家、ダイエッター

アメリカ×確実にビジネスクラスにアップグレード

 

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 さて、前回の投稿の通り、マイルを貯めたとします。

アメリカ×陸マイラー×クレジットカード×ポイント - ソースケのアメリカ生活術・駐在術 

 ここで、再度私の目標を記載します。

(1)赴任と帰任の便はファーストクラスに乗る

(2)一時帰国の便はビジネスクラスに乗る(最悪、プレミアムエコノミー)

(3)航空会社の上級会員になる(私の場合はJAL

  

    ただし、前にも記載しました通り、赴任と帰任の便について、

 ビジネスクラスの利用ができない方は、以下の通りとして下さい。

 

(4) 赴任と帰任の便はビジネスクラスに乗る

(5) 一時帰国の便はビジネスクラスに乗る(最悪、プレミアムエコノミー)

(6) 航空会社の上級会員になる

   

    この場合、私の目標の(2)と、(4)、(5)、つまり、「ビジネスクラスに乗る」という点はほぼ同じですので、同じ手法を取ってビジネスクラスのチケットをゲットできます。

 今回はこの「ビジネスクラスに乗る」という点に集中して記載したいと思います。

 ここで、所属の組織等について、下記の規定がある方は、正直に申し上げまして、以下の手法は使えませんので、申し訳ありません  m(_ _)m

 

①赴任と帰任の便はエコノミークラスかつ、アップグレード不可能なクラスを指定されている

② 赴任と帰任の便はエコノミークラスかつ、アップグレード自体が禁止されている

③ フライトを自分で手配することを禁止されている

 

 このような場合は、ビジネスクラスに乗ることは組織等のルール違反になってしまいますので、今後のキャリアを考えたためにも止めた方がよいでしょう・・・。

 しかし、裏を返せば、上記①~③の規定さえ無ければ、ビジネスクラスに搭乗できるということになります。

 

 まずはビジネスクラスに乗るため3つの方法を確認します。

ビジネスクラスを正規料金で購入する

②マイルを使って特典航空券を購入する

③エコノミークラスからビジネスクラスへアップグレードする(マイル使用)

 

 の正規料金で購入の場合は説明不要ですね。

 エコノミークラスの最安値に比べると、大体、2倍~4倍ぐらいはします。

 ちなみに、JAL便で成田→ニューヨークで一番安いであろうビジネスクラス片道約30万円往復で約60万円でした(2020年11月の平日往復、2020年2月6日に検索)。

 

 の特典航空券の場合は、同じ成田→ニューヨークについて片道50,000マイル往復10万マイルです。

 陸マイラーをやっていれば、さほど手が届かないマイル数ではないと思います。

 

 さて、のアップグレードの場合が今回の本題です。

 エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル数は、片道30,000マイル往復60,000マイル

 ②に比べてマイル数がぐっと減りましたね。

 しかし、エコノミークラスの予約ができており、必要なマイル数があればアップグレードができるかというとそう簡単ではありません。

 ですので、以下の手順を紹介します。

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1.予約クラスの確認

 まず、エコノミークラスの全てのチケットがアップグレード対象かというと、そうではありません。

 基本的に、「一番安い予約クラスのエコノミークラスのチケットからはアップグレード不可」と思って頂いてよいかと思います。

 なので、組織等の規定で、「アップグレードが不可のクラスを指定」とされている場合はそもそもアップグレードはできないと思って下さい。

 ということで、予約する予定のチケットの予約クラスを確認する必要があります。

 ちなみに、JALANAの場合ですと、以下の予約クラスがアップグレード対象となります(下記はプレミアムエコノミークラスの分を含んでいる事にご留意ください)。

 

  • JAL ・・・W/R/E*1/Y/B/H/K(Eクラスについては、2021年1月31日まで)
  • ANA・・・G/E/Y/B/M/U 

 

 それぞれ、公式サイトのリンクを貼ってありますので、確認して下さいね。 

 基本的に料金はJALの場合はW→Kの順で安くなり(Kが一番安い)、ANAの場合は、G→Uの順で安くなります(Uが一番安い)。

 ただし、たまに例外の日程もあるようです。

 予約クラスの確認方法は、Eチケットに記載されているか、もしくはフライトの手配を依頼する旅行代理店等に直接訊いて頂ければ教えてくれると思います。

 

2.アップグレード枠の確認

 さて、予約クラスを確認したら、アップグレード対象であったとします。

 そして、必要なマイル数はある。

 しかし、残念ながら、アップグレードできない場合もあります。

 なぜなら、各フライトについて、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードができる枠(座席数)に限りがあるからです。

 これは、航空会社さんも、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードのお客さんばかりでなく、正規料金でビジネスクラスのお客さんに乗って欲しいからですね。収益を考えると止むを得ません。

 基本的にアップグレード枠というのは、より遠い日付の便は空いておりより近い日付の便は空いておりません

 (※参考までに、2020年2月7日発の成田→ニューヨーク行きのアップグレード枠は、残り1席でした。2020年2月6日の検索結果。)

 また、週末近辺連休近辺も空きがあることは少ないです。

 

 なので、まずはチケットを予約、購入してしまう前に、自分の乗る予定の便の「アップグレード枠」を確認して下さい。

 JALの場合ですと、

 「国際線」→「国際線航空券予約」から出発地と到着地、日程を選択し

  →赤枠の右下にある、「開く」のタブ

  →「クラス」の選択で、「アップグレード特典対象運賃」を選択し

  →検索

 

 ここで、なぜかアップグレード不可なクラスの料金も表示されますが、恐らく比較のためだと思われます。

 アップグレード対象の運賃については、「Economy Standard」または、「Economy  Flex」と記載されているはずです。

 検索結果の見方は以下の通りです。

 

 ①シートマークの横にある数字は、残りのアップグレード枠数

 ②シートマークの横に数字が無い場合は、アップグレード枠に余裕がある

 ③料金表示がなく、グレーになっている便はアップグレード枠が埋まっている

 

 ①、②の場合はラッキーです。即予約して下記の「アップグレードへ」に進んで下さい。

 ③の場合でも諦める必要はありません。以下を試して下さい。

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3.アップグレードを諦めない

 上記の通り、予定していたフライトのアップグレードの枠が無い場合は、以下を試してみて下さい。

 

 ①日程を変更してみる

 ②経路を変更してみる

 ③航空会社に電話してみる

 ④キャンセル待ちをしてみる 

 ⑤航空会社を変更してみる

 

 ですが、同じ経路の便であっても、日程を変更するとアップグレードの枠が空いている場合があります。

 週末出発を平日に変えてみる、逆に平日出発を週末に変えてみる、一週間前後の便に変更してみる、など色々と検索してみて下さい。

 意外と日付によってアップグレード枠の残り数というのは異なる事があります。

 

 ですが、例えばアメリカ(北米)に行く場合、日本(成田・羽田)から就航している都市はかなり多いです。

 JALANAの場合は以下の都市があります。(一部、コードシェア便で、JALANAのマイルが使えない便も含んでいると思いますので、注意して下さい)。

 

JAL・・・ロサンゼルス、シアトル、サンフランシスコ、サンディエゴ、ダラス、シカゴ、ボストン、ニューヨーク等

ANA・・・ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトル、ワシントンD.C、ニューヨーク(JFK)、ニューヨーク(ニューアーク)、ヒューストン、シカゴ等

  

 (上記からはカナダとメキシコは除いてあります)

 また、関空関西国際空港)からもロサンゼルス(JAL)、サンフランシスコ(ANA)行き等はあったりします。

 

 経路と日付を色々と変えてみると、アップグレード枠の残りのある便も見つかるはずです!

 ただし、目的地が西海岸なのに、東海岸まで飛ぶのはさすがに面倒かなと。

 

 目的地が東海岸、もしくは中部であれば、西海岸の都市からの経由はありだと思います(ただし、経由便自体は目的地への直行便でないとさすがにしんどい)。

 

 例えば、成田からニューヨークへの直行便のアップグレードが無かったとしても、成田→シカゴ→ニューヨークであればアップグレードの枠があるなんてこともあります。

 シカゴからニューヨークは経由便に乗らないと行けないので、多少のリスクは付きまといますが、成田→シカゴ間をビジネスクラスで行けるというメリットの方が遥かに大きいと、私は声を大にして言い切ります(笑)。

 

 ちなみに、過去最大の経由便トラブルについては下記投稿を参照。

ファーストクラス搭乗から悪夢の経由便 - ソースケのアメリカ生活術・駐在術

 

 その他にも色々と経由便には痛い目に遭ってますが、それでも私は日本⇔アメリカ間の長距離路線は絶対にビジネスクラス以上に拘ります。

 その理由は下記投稿を参照。

ビジネスクラス・ファーストクラスに乗ろう!! - ソースケのアメリカ生活術・駐在術

 

 についてですが、JALの場合は、アップグレードの枠の空き状況について、国際線専用ダイヤルに問い合わせれば、前後の日程も合わせて確認してくれます(めちゃめちゃ親切)。

(問い合わせ時には、自分のマイレージ番号とパスワードが必要ですので、予め用意して下さい。)

 ただし、基本的には自分で調べて下さい。航空会社さんは日々、様々な電話対応に追われております。

 特に、最近(2020年2月)はコロナウイルス関係で、電話窓口の方々はご多忙のようです。

 電話は、PCや携帯で調べられない場合、またはどうしても調べ方が分からない場合に限定して下さい。

 ちなみに、ANAの場合は、このような問い合わせに対応してくれるかは分かっておりませせん。恐らく対応して下さるとは思います。

 しかし、問い合わせに対応してくれるか確かめるためだけに乗る予定も無い便について電話をするのは迷惑だと思いましたので、試してもいません。ご了承下さい m(_ _)m

 

 ④についてですが、どうしても①、②、③を試しても空きが無いようでしたら、「アップグレードキャンセル待ち」をすることになります。

 フライトの期日が近づくと以下の理由でアップグレードの枠が増加される場合があります。

 

ビジネスクラスの席に空きが出た場合

 つまり、ビジネスクラスを予約していた人が他の日程に変えたり、予約自体をキャンセルした場合です。

 この場合、正規料金でビジネスクラスを予約しようとする方が現れた場合、当然この方が優先してその席を購入できますが、そういう方がいない場合は、アップグレード枠に回して貰えることがあります。

 あまりにも直前にキャンセルが出た場合は、アップグレード枠に回して貰える事も多いようです(推測ですが)。

 

ビジネスクラスの席が埋まらない場合

 上記の通り、最初に定められているアップグレードの枠には限りがあります。

 例えば9席だとしましょう。

 一方、ビジネスクラス全体の座席数は49席だとしましょう。

 アップグレードしようとした時に、「アップグレードの枠が埋まっている状態」というのは、49席の内の9席が埋まっているという事になります。

 これは、「ビジネスクラス49席全部が埋まっているというわけではありません。

 上記した通り、航空会社は、なるべく正規料金でビジネスクラスを購入してくれるお客さんを待っています。

 しかし、フライト期日が近づいてもこれが中々埋まらない場合は、これをアップグレード枠に回してくれます。

 航空会社にしてみれば、ビジネスクラスの座席を空席のままで飛んでしまうよりも、アップグレードを待っている人に利用してもらって、その分、エコノミークラスの座席の空席を確保して、更にお客さんを増やした方がよいからです(と私は思っています)。

 

 さて、ここでキャンセル待ちをする際のコツですが、以下を確認した上でキャンセル待ちをした方が、アップグレードされる確率が遥かに上がります。

 

アップグレードキャンセル待ちの人数

ビジネスクラス全体の空席数

 

 アップグレードキャンセル待ちの人数とは、その名の通り、上記のようにビジネスクラスの空きが出ることを期待して待っている人達の人数です。

 この人数が多ければ多いほど、自分に回ってくる確率は下がります。

 アップグレードができる予約クラスの中でも、更に高い予約クラスの人や、早くにキャンセル待ちをした人から順にアップグレードされると言われております。

 また、ここで伝家の宝刀の上級会員・上級ステータス保持者が威力を発揮しますが、それはまた別の投稿で。

 話を戻します。

 例えば、アップグレードキャンセル待ちが(自分を除いて)既に3人いるものの、ビジネスクラス全体で空席が4席以上あれば、アップグレードされる可能性は残されています。

 逆に、例えば、アップグレードキャンセル待ちが5人いて、ビジネスクラス全体の空席がなしの場合は、アップグレードされる可能性はぼぼないでしょう。

 つまり、アップグレードキャンセル待ちの人数が少なければ少ないほど

 ビジネスクラス全体の空席が多ければ多いほど、アップグレードされる可能性が高くなります。

 こればっかりはJALの国際線ダイヤルに電話して確認をせざるを得ません・・・。

 ただし、アップグレードキャンセル待ちをした時に、「自分は何番目か?」という質問には答えてくれません。

 

 また、上記と同じ理由で、このような問い合わせについて、ANAさんが対応して下さるかどうかは確認しておりません。ご了承下さい m(_ _)m

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についてですが、例えばJALで上記①~④を試してみたが無理だった、もしくは無理そう、逆にANAで①~④を試して無理だった、もしくは無理そうな場合、JALANAを変更して両方で試して下さい。

 なお、フライトのキャンセルをする必要が出てくる場合もありますので、キャンセル可能な予約クラスか、料金の変動がどれぐらいかも確認した方がよいでしょう。

 または、デルタ航空アメリカン航空ユナイテッド航空等のマイルや、これらのマイルに交換できるポイントを持っている場合は、これらの航空会社でも試してみるのもありです。

 JALANAといった日系のエアラインのビジネスクラスには正直いって劣りますが、それでも最近の長距離路線のビジネスクラスはフルフラットが基本となっており、少なくとも睡眠は確保できるでしょう。

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4.アップグレードへ

  アップグレードの手続き、またはキャンセル待ちの手続きは簡単です。

・まずは発券手続き

 まずは【予約状態】から【発券完了】の状態にする必要があります。

 つまり、キチンと購入する手続きですね。

 これをする前にアップグレードだけは予約できません(少なくともJALではそうなってます)

 

・アップグレード手続き

 【国際線の予約確認】→【対象の旅程を選択】→とするとどこかに、【アップグレードする】というボタンがあるはずです。

 そのボタンを押して、必要事項を記入し、マイルが引き落とされる事等に同意すれば、アップグレード完了です。

 この時に、座席を選んでおいてもよいですし、機内食を和食か洋食かも選んでおいてもよいでしょう。

 さあ、これでめでたくビジネスクラスへのアップグレードが完了!!後は当日、快適な空の旅をお楽しみ下さい!!

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 如何でしょうか?

 参考になれば幸いです。

 くれぐれも、各航空会社さんへの電話での問い合わせは必要最低限にして下さいね。

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 陸マイラー・航空会社ステータスについてのまとめは下記をご覧下さい!

sousuke22101243.hatenablog.com

   米国駐在における、日米比較等は以下のサイトマップをご覧下さい!

sousuke22101243.hatenablog.com

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