アメリカ×マイル裏話×マイル裏技×ビジネスクラス×ファーストクラス
マイルを取得する技や米国駐在期間を利用しての上級会員への道はこれまでかなり投稿してきましたので、参考にして頂ければ幸いです。
アメリカ×航空会社上級会員×裏話 - ソースケのアメリカ生活術・駐在術
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アメリカ×陸マイラー×クレジットカード×ポイント - ソースケのアメリカ生活術・駐在術
さて、前回までの投稿では、私自身がJALのヘビーユーザーであり、2019年にJMBサファイアを達成し、JGCに入会予定であるため、ややJALに肩入れし過ぎた感もあるため、ANAを含めたその他の航空会社の特徴、マイルのお得な使い方もしっかり説明しておこうと思います。
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1.マイルの有効期限
皆様、獲得したJALマイル、ANAマイルには有効期限があることはご存じでしょうか?
基本的には、JALもANAも、マイルの有効期限は3年となっております。
以前の投稿でも説明しましたように、一般家庭の生活費の全てを2年間分ぐらい、マイルの貯まるクレジットカードで決済できれば、日本⇔ハワイの往復のビジネスクラス分のマイルぐらいは貯まりますが、一般家庭の生活費を全て決済したところで、2年間分ぐらいだと一人分が限界です。
アメリカ×陸マイラー×クレジットカード×ポイント - ソースケのアメリカ生活術・駐在術
家族全員分(二人以上)を貯めようと思っても、有効期限が来てしまうでしょう。
そうなったら勿体ない・・・。
しかし、実は有効期限JALやANAのマイルを有効期限を気にせず貯める方法があります。
2.有効期限の無いマイルの貯め方
有効期限を気にせず、マイルを貯めようとするならば、現状ではSPGアメックスカードが最強というのが陸マイラーの定説です。
当ブログでは、クレジットカードの勧誘、紹介の詳細は行っておりませんので、是非
「陸マイラー SPGアメックス」等で検索して下さい。
簡単に紹介しますと、SPGアメックスの特徴は以下の通りです。
(1)カード決済で100円につき3ポイント貯める
(2)JAL、ANAを始め、あらゆる航空会社のマイルに交換可能
(3)交換レートは、100円につき1.25マイル(条件あり)
(4)ポイントの有効期限:最後に獲得、譲渡、使用してから2年
(5)年会費:31,000円
(6)カード更新特典:無料宿泊券(年会費と同等以上)
(7)マリオット系列等のホテルのゴールドエリートステータス獲得
(1),(2),(3)についてまとめて説明しますと、
JALカードやANAのマイレージバンクと提携しているクレジットカードの場合、
特定の提携店での決済を除き、基本的に、
100円₌1マイル
が相場となっております。
しかも、このマイルの有効期限は、決済日(マイル獲得日)から、3年以内に使用しないと消滅してしまう。
一方、SPGアメックスにて決済した場合は、条件もありますが、
100円=1.25マイル
という変換率になります。
しかも、(4)で記載した通り、全ポイントの有効期限は、最後に獲得、譲渡、使用をしてから2年間。
2年間というと短いような気もしますが、極端な話、
「2年間の間に一度でも買い物をすれば、全ポイントの有効期限が延長される」
と思って下さい。ここで重要なのは、「全ポイント」です。「その時の獲得ポイント」ではありません。
これがこのカードが陸マイラー達にとって、最強、というかもはや必須と言われる理由です。
さて、ここでネックとなるのは、(5)の年会費31000円。
正直、普通のゴールドカードよりも高い・・・。
いくら(6)の年会費と同等以上の無料宿泊券があろうと、これは少し考えてしまう。
私ソースケもかなり悩みましたが、「陸マイラーたるもの、やはりこれは必須」と考え、思い切って申し込みました(笑)
ちなみに、(7)のゴールドエリート特典については、
特にアメリカ在住者はかなり重宝します。
ステータス制度が変わり、朝食無料の制度等はなくなってしまいましたが、
レイトチェックアウトが可能であったり、部屋のアップグレードの可能性があったりします。
日本のマリオット系列のホテルは基本的に豪華ホテルばかりで、出張でひょいひょいと利用するような人は稀だと思いますが、
アメリカだと、「Coutyard Marriott」という、一泊100ドル前後のほぼビジネスホテルのようなホテルが全米に沢山あります。
このようなホテルに滞在して、ゴールドエリートの特典を受けつつ、カード決済で更にポイントを貯めることができます。
アメリカ滞在者の陸マイラーにとっては、まさに一石二鳥も一石三鳥もあるカードとなります。
さて、それでは、SPGアメックスは年会費が高額すぎてやはり・・・という方のために、お勧めの航空会社(アメリカで就航のもの)をご紹介します。
3.デルタ航空
デルタ航空は日本からの直行便もあり、
何よりもマイルの有効期限がなし。
マイルの譲渡等も可能。
さすがにサービス内容、機内食等は、日本人の目線からすると、
やはり日系航空会社には劣りますが、マイルの有効期限が無いという点は大きなメリット。
日本で発行できるクレジットカードの中にもデルタ航空のマイルを貯められるものもあります。しつこいようですが、マイルの有効期限が無いため、自分のペースでゆっくり貯められます。
私自身の経験からも、長距離路線でデルタ航空のエコノミークラスはオススメできませんが、「デルタ・ワン」等の最高級の座席では、極めて快適な空の旅を満喫できることでしょう。
※ちなみに、ソースケは未経験です。
4.ユナイテッド航空
ユナイテッド航空は、2019年8月にマイルに関する有効期限を撤廃しまして、
「有効期限なし」、「譲渡可能」という、ほぼデルタと同じマイレージシステムになりました。
しかも、ユナイテッド航空は、スターアライアンスメンバーであり、
例えば、ANAの便(国内線含む)を、ユナイテッドのマイルを使って購入することができます。
ユナイテッド航空のマイルを貯めて、ANAやその他のスターアライアンス系の航空会社の特典航空券と交換することも可能。
現在、最も豪華ではないかと噂される、シンガポール航空のスイートクラスを購入することも可能です。
https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/flying-withus/cabins/suites/new-a380-suites/
もう、ここまで来ると地上のホテル以上ですよね。
5.アメリカン航空
アメリカン航空もデルタ航空、ユナイテッド航空と並んで、アメリカの三大航空会社と言われる航空会社です。
マイルの有効期限は、「18カ月」ですが、「獲得、使用等から全マイル分」の有効期限が延長されるので、例えば、アメリカン航空のマイルが貯まるクレジットカードを18カ月以内に1回でも使用すれば全マイルの有効期限が延長されます。
ほぼSPGアメックスと同等のシステムと思って頂ければ分かりやすいかと思います。
また、アメリカン航空はワンワールドアライアンスメンバーであるため、JALを始め、ワンワールドアライアンスメンバーの航空会社の特典航空券と交換が可能です。
カタール航空や、ブリティッシュエアウェイズといった、ファーストクラスとしても最高峰と言われる特典航空券の獲得について、長期戦で挑む事ができます。
カタール航空|日本出発便のご予約はこちら | Qatar Airways
ファーストクラス | ご利用クラス | British Airways
私ソースケもこれらの航空会社のファーストクラスは未経験です(というか、ファーストクラスは1度しか搭乗しておりません)。
いつか、ある方法を使ってこれらのファーストクラスに搭乗するのが当面の目標でもあります。
6.マイルの使い方
上記の方法でマイルを多く貯めた場合、是非、「国際線ファーストクラス」に乗って下さい。
理由は以下の通りです。
(1)全てにおいて最高峰
(2)マイル単価が一番高い
(3)ファーストクラス消滅の危機
(1)についてはもはや説明不要かと思いますが、「ファーストクラス」というのはもう存在そのものが特別です。空港到着時から目的地への到着まで、「最も大切なお客様」として扱って貰えます。「そんなの興味ないなー」と今は思っているそこのあなた様も、一度経験してしまうと考えは必ず変わると思います。
ただ、あまりにも過剰なサービスのため、恐縮してしまう、なんて意見も聞いたりします。つまり、それだけもの凄いサービスだということです。
(2)についてですが、「マイル単価」というのは、要は、「マイルの価値」です。
例えば、国内線で羽田→那覇でに行く場合に必要なマイル数と、マイルを使わずに同じ料金のチケット購入した時に、チケット代/マイル数が「マイル単価」となります。
このマイル単価が圧倒的に高くなるのが、「国際線のファーストクラス」なのです。
なぜなら、ビジネスクラスはキャンペーン等で比較的安価なチケットが販売されることはありますが、「ファーストクラスは基本的に割引が一切ない」からです。
例えば、JALの場合で、恐らくハイシーズンではない、2021年2月2日(火)往路、2020年2月13日(火)復路の、羽田⇔ニューヨークのビジネスクラスとファーストクラスの料金を比較します(2020年2月18日調べ)
ビジネスクラス :606,350円
ファーストクラス:2,223,350円
そして、同じ日程で必要なマイル数は以下の通りです。
ビジネスクラス:10万マイル(片道5万マイル×2)
ファーストクラス:14万マイル(片道7万マイル×2)
ということで、マイル単価を計算してみますと、以下の通りになります。
ビジネスクラス:606,350/100,000=約6.06円
ファーストクラス:2,223,350/140,000=約15.88円
そう、国際線のビジネスクラスと国際線のファーストクラスですら、2倍~3倍近くのマイル単価の差があるのです。
折角貯めたマイル、どうせなら最大限に有効活用したいと思いませんか?
(3)についてですが、実は、現在の航空会社の傾向として、ファーストクラスは縮小していく傾向にあります。
これは、主に、ファーストクラスを正規料金で購入するような乗客が減少しているからだと言われております。
確かに、ファーストクラスはビジネスクラスの2倍~3倍の値段。
如何に重要な出張とはいえ、この金額を払うのは如何なものかという議論は当然出てくるでしょう。
また、最近はビジネスクラスも長距離路線はフルフラットがほぼ常識となっており、快適さはファーストクラスとさほど差はなかったりします。
このような経緯から、ファーストクラス自体を撤廃する航空会社もちらほらと出始めております。
幸いなことに、JALやANAはファーストクラス撤廃の動きは今のところありませんが、今後はどうなるか分かりません。
撤廃されてしまったら、どれだけマイルがあっても、搭乗できる一番上のクラスがビジネスクラスとなり、ファーストクラスは「過去の産物」となってしまう可能性もあります。
なので、人生でそう何回もある機会ではないと思いますので、ファーストクラス自体がある内に経験することをお勧めします。
詳細は下記をご参照下さい。
sousuke22101243.hatenablog.com
7.アップグレードの注意点
上記の方法で陸マイラーとしてマイルを貯めて、「特典航空券」を買う分には、例えば、ワンワールドアライアンスのマイルは、他のワンワールドアライアンスの特典航空券に、スターアライアンスメンバーのマイルは、他のスターアライアンスメンバーの特典航空券に交換できますが、「アップグレード」に関しては、注意が必要です。
例えば、以下の事はできません。
私は、上記ができるかどうかをJALに問い合わせたのですが、できませんでした。
この点、ANAやユナイテッドの相互のアップグレードはできるようですが、予約クラス等の制限も当然ありますので、しっかりと確認が必要です。
「特典航空券の購入ができる」=「アップグレードもできる」というわけではないことを認識しておいてください。
8.JGC、SFCの注意点
アメリカ×航空会社上級会員×裏話 - ソースケのアメリカ生活術・駐在術
アメリカ×駐在×航空会社上級会員獲得への道 - ソースケのアメリカ生活術・駐在術
また、本投稿では、ワンワールド系ならアメリカン航空のマイルが、スターアライアンス系ならユナイテッド航空のマイルが、実質的に有効期限なしで気長に貯めることができるという事を記載しました。
それは、
ということです。
どういうことを説明します。
例えば、あなたがJGC会員、もしくはJMBサファイアのステータスを持っていたとします。
そして、JALのマイルを使って、JAL便や、ワンワールド系の他の航空会社のチケットを購入したとします。
この場合は、JGCやJMBサファイアの恩恵を当然に受けることができます。
しかし、あなたがJGC会員、もしくはJMBサファイアのステータスを持っていたとしても、
例えば、アメリカン航空のマイルを沢山貯めて、そのマイルを使ってJAL便を購入したとしても、JGC会員やJMBサファイヤの恩恵は受けることができません。座席クラスに応じた扱いになります(※アメリカン航空でも上位ステータスを持っている場合を除きます)。
ANAとユナイテッドの場合も同様です。
これはつまり、ステータスが有効となるのは、あくまでもそのステータスを達成したマイレージバンク経由でその航空会社やグループの航空会社をチケットを購入した時だけ特別扱いしてくれるわけであって、
直接、グループの航空会社のチケットを購入し、ステータスを達成した航空会社の情報を入れないと、航空会社としても認識できないのだろうからだと思われます。
今回はこの辺で。
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