ソースケのアメリカ駐在術・生活術

アメリカ駐在(2018年夏~2020年夏)、陸マイラー、投資家、ダイエッター

アメリカ×駐在×航空会社上級会員獲得への道

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 今回は、前回の投稿で記載した通り、アメリカ駐在中にJALステータスを取得し、JGCに入会資格を得た私自身の経験に基づいて、アメリカ駐在を利用して如何にしてステータスを取得するか」という点を書きたいと思います。

1.JALANAかを選択する

 まずは、ゴールを以下のどちらにするかを決めて下さい。

 

JALのステータス(サファイア)を取得し、JGCに入会する

ANAのステータス(プラチナ)を取得し、SFCに入会する

 

 これを決めるにあたりは、基本的には以下を参考にして下さい。

 

(1)赴任時のフライトがJALANA

(2)日本に戻った時の海外旅行等を考慮した時にどちらが便利か

(3)自分の最寄の空港からの就航の多さ

(4)既に保有しているマイルがどちらが多いか

 

 上記以外はほぼ好みの問題だと言われております。

 必要な費用、会員の特典等はそこまで大きな違いはありません。

 私の場合は、既にJALのマイルをある程度保有しており、ANAのマイルは全く保有していなかったので、自動的にJALを選択しました。

   (1)については、以下で述べるように、「赴任の年にそのままステータスを狙う」という場合以外にはあまり関係ありません。

 ただ、日本→アメリカ間のフライトは、エコノミーであってもマイルはかなり貯まるので、今後有効に活用するためにも、赴任時のフライトで得られるポイントを活用して上級会員を狙うというのも効率的です。

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2.何年目に取得するかを決める

 赴任の予定期間が何年かにもよりますが、所属の組織の都合、家族の都合、または不況等の外的要因により、駐在期間が延長や短縮されることは珍しいことではありません。

 そういった事を考慮すると、なるべく早い時期に取得してしまうことをお勧めします。

 早くに取得すると、その後の米国内、米国近辺へのフライト、一時帰国等も快適になります。

 また、赴任や帰任についてビジネスクラス利用ができる場合は、下記のフライオンポイント(以下、FOP)やプレミアムポイント(以下、PP)が一発でかなり貯まる点も頭に入れておいてください。

 FOPやPPについて、各座席クラス(ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミー)や予約クラスで、どれだけ貯めるかは、下記の公式サイトで計算できます。

JALマイレージバンク - JALグループ便ご利用路線のFLY ONポイントを簡単計算!

ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション 

                                       

3.一時帰国の計画を立てる

 

  何年目に取得するかを決めたら、「なるべく多くその年に一時帰国」をして下さい。

 ここで、もう一度ステータスの取得条件をおさらいしますと、

 

JAL:50,000FOP(または50回搭乗+15,000FOP)

ANA:50,000PP

 

 となっております。

 この内、JALANAも、50000ポイントの内の半分の25000ポイントは、それぞれ、JAL便、ANA便で搭乗する必要があります。

 これは、上記のFOP、PPの計算のサイトから計算すればよいのですが、

 ほとんとの人が以下のいずれかのルートを通るかと思います。

 

 (1)成田または羽田→米国の目的地

 (2)最寄り空港成田または羽田→米国目的地

 (3)最寄り空港成田または羽田→米国経由地→米国目的地

 

   言うまでもなく、「楽な旅」の順では(1),(2),(3)の順なのですが、

 「FOPやPPが貯まりやすい順」では、(3),(2),(1)の順となります。

 特に、上で赤の「」で示した、(2)と(3)の、「最寄り空港→成田または羽田」がある人はかなり有利です。

 なぜなら、FOPやPPは「国内線の方が基本的に貯まりやすい」からです。

 しかも、上記(1)~(3)では、実際は料金の差はほとんどなかったりします。

 さて、貯まるFOPやPPはどれぐらいかというと、

 

(1)4500~5000:成田または羽田→米国の目的地

(2)5000~5500:最寄り空港成田または羽田→米国目的地

(3)5500~6000:最寄り空港成田または羽田→米国経由地→米国目的地

   

 

 といったところです。

 当然、場所や座席クラス、予約クラスに拠りますので、参考までに。

 

 さて、まずは25000FOPやPPを貯めねばなりませんが、

 例えば、(2)の5000~5500で計算すると、25000÷5000=2.5

 つまり、日本⇔米国を2.5往復する必要があります。

 

 例えば、赴任の年に取得してしまおうと決めた場合、既に赴任の分で0.5往復しているわけなので、後2回、日本⇔米国を往復すればよいということになります。

 

 ここで関わってくるのが、「赴任の月がいつになるか」です。

 赴任の月に取得を目指すならば、当然、「赴任の月は早い方がよい」ということになります。

 日本にはGW、夏季連休、冬季連休等、帰国しても許されるであろう大型連休があります。

 大型連休付近はそれだけフライト代も高くなっておりますが、その時期を避けて休暇を取って一時帰国をすることができれば、比較的安価なフライト代で、かつ一時帰国(日米間の往復)という目的を達成できます。

 しかし、例えば秋ごろに赴任してしまうと、そこから日米間を2往復するのは難しいでしょう。

 そういう場合は、2年目以降の取得を目指すか、赴任の分のFOP、PPを計算してステータス達成ができるように、事前に日本の国内便等に乗っておく必要があります。

 また、所属の組織によっては、一時帰国の分のフライト代の補助を出す場合もあります。そのような制度をフル活用しましょう。

 ただし、例えば、「赴任2年目以降に一時帰国のフライト代の補助」となっている場合は、少し考えものです。赴任時の片道分を会社が補助するのと、往復分を会社が補助するのとでは、往復分を会社が補助してくれた方が自分の財布は傷まないからです。

 この辺りは自分の所属の組織の規定等をしっかり確認して下さい。

 ちなみに、日米の往復で、FOPやPPが貯まりやすい予約クラス(エコノミー)を購入すると、往復で大体15~20万円といったところかと思います。

 

 本項をまとめると以下のようになります。

 

赴任1年目でステータスを取得したい場合

・赴任はなるべく早い月にする

・大型連休等を口実にし、かつその付近は避けて、その年に2回、一時帰国をする

・所属組織の一時帰国の規定を確認し、補助が出るようなら活用する

 

赴任2年目以降にステータスを取得したい場合

・その年の内に、2.5回以上、日米間を往復する

・所属組織の一時帰国の規定を確認し、補助が出るようなら活用する

 

4.FOP(JAL)・PP(ANA)の計算表を作成する

 

 さて、一時帰国の計画を立てて、25000FOP、25000PPは貯める見込みができた。

 残りの25000FOP、25000PPは、以下の便で貯めることができます。

 

JALワンワールドアライアンスの便(例えば、アメリカン航空

ANAスターアライアンスの便  (例えば、ユナイテッド航空

 

 ここでお勧めなのは、エクセル等でしっかりと計算表を作ることです。

 私はJAL版で自分のものを作成しました。

 また、米国内でのFOP、PPの計算については、以下のMieage Calculatorが非常に便利です。

 Mileage Calculator - WebFlyer :: The Frequent Flyer Authority

 ここで出てくる、「miles」が距離になるのですが、

 例えば、アメリカン航空に乗って、JALマイレージバンクを登録する場合、

 貯まるFOPは大体この「miles」の30%程度になると思って下さい。

 これは、ほとんどの人が出張や旅行で乗るであろう、アメリカ国内線のエコノミークラスの座席クラスとの関係でしょうがないのです。

 下記は、アメリカン航空のフライトに搭乗時にJALマイレージバンクで登録した時に貯まるマイルについて、座席クラス毎のマイル加算率ですが、FOPもほとんど同じです。

JALマイレージバンク - アメリカン航空

 

 この項をまとめると、以下の通りになります。

 

・一時帰国で貯まる25000ポイント以外は、アメリカ内を就航する同じアライアンスの便に乗って貯める

・予約時には、必ず、JALANAマイレージバンク番号を登録する

・ただし、貯まるポイントはJAL便やANA便よりも少ない

5.米国内、米国近辺の旅行・出張のフライトを統一する

  さて、上記の25000ポイントの貯め方なのですが、アメリカに駐在している間、以下のような機会で何かと飛行機での移動が増えます。

 

(1)日本への出張

(2)米国内の出張

(3)米国内旅行

(4)米国外への旅行

 

 出張であれば、基本的に自分の財布は傷まないはずです。特に(1)はFOP、PPを貯める絶好の機会。

 例えば、赴任1年経過や2年経過後に報告等で日本出張が規定されていないか、事前によく確認しておきましょう。

 (2)についても、日本の国内線ほどではありませんが、割と貯まります。

 何せ、アメリカは国土が巨大。例えば西海岸から東海岸への往復とかですと、

 距離にすると4500マイルぐらいあったりします。

 残念ながら、安いチケットを購入すると、ポイントは3割等になってしまいますが、

それでも1500ポイントぐらいは貯まります。

 米国の駐在者は、米国の関係会社等を訪問する機会も多いと思いますので、是非全て飛行機で移動しましょう。

 

 (3)、(4)についてですが、折角アメリカにいるので、旅行をしないのは勿体ないです。

 自然が好きな方は国立公園巡り、リゾート地が好きな方はマイアミや、いっその事カリブ海の島へ。そして、絶対外せないニューヨークへ。エンターテイメントを求めてラスベガスへ。もしくは、日本からはかなり遠いブラジルや、マチュピチュのあるペルーへ。あるいは、東海岸からならヨーロッパも実はそんなに遠くありません。

 こんな機会は二度とないかもしれないので、是非積極的に旅行をしましょう。

 前回の投稿で記載した、ただただ東京⇔沖縄間を往復する修行をするよりは有意義かと思います。

アメリカ×JMBサファイア×JGC×上級会員 - ソースケのアメリカ生活術・駐在術

 フライト代ですが、早めに予約すればそんなに高くはないです。

 ただし、絶対に以下を気をつけて下さい。

 

(1)航空会社を間違えない

(2)全ての航空会社を統一する

(3)予約時に「日本の航空会社JALまたはANA)のマイレージバンクで登録する」

(4)格安航空券の中にはポイントが貯まらないものがある

 

(1),(2)ですが、上記の通り、JALのステータスを狙うなら、アメリカン航空

ANAのステータスを狙うなら、ユナイテッド航空を利用して下さい。

「前はアメリカンに乗ったから、今回はユナイテッドに乗ろうかな」

なんていう考えはステータスを取得するにあたっては全く勿体ない考え方です。

他の航空会社のフライトを試してみるのは、狙いのステータスを取ってからにしましょう。

(3)ですが、アメリカン航空を選択した時にも、必ず、JALマイレージバンク番号を入力して購入して下さい。仮にアメリカン航空マイレージバンクを持っていてもです。

そうしないと、JALのFOPが貯まりません。

ユナイテッドの場合も同様。ANAマイレージバンクで登録して下さい。

(4)についてですが、例えばExpedia等で検索して出てくるフライトの最安値を購入してしまうと、例えば、アメリカン航空ですと、予約クラス(B)となる事が多いです。

しかし、予約クラス(B)は、下記サイトの通り、マイル積算率がありません。

JALマイレージバンク - アメリカン航空

これはどういうことかというと、「予約クラス(B)では、JALマイレージバンクを登録しても、マイルもFOPも貯まらない」ということです。

 なので、検索結果で出てくる一番安いチケットではなく、一つ上のクラスを選択できるはずですので、必ずこちらを選択するようにして下さい。            

 

 計画を立てて、予約、購入すれば後は搭乗するだけです。

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 Good Luck!

 

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