ソースケのアメリカ駐在術・生活術

アメリカ駐在(2018年夏~2020年夏)、陸マイラー、投資家、ダイエッター

FXの基礎(1)×ドル円×高金利通貨×スワップ

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 今回の投稿はFXについてです。

 私もまだまだ勉強中ですので、基礎の基礎のみをなるべく分かりやすく記載します。

 「興味ない」「どうせFXは怖い」という先入観は一旦おいておき、

 一読頂ければ幸いです。

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1.FXは破産する?

 よく、「FXは怖い」という意見を聞きます。

 おそらく、FXで失敗し、資産を多く失った方の話を見聞きする事も多いからではないでしょうか。

 私自身も、始める前は漠然と「FXは怖い!」という印象を持っておりました。

 しかし、資金とリスクの管理をしっかりとすれば、少なくとも「破産」ということはあり得ません。

 

 そもそも、FXで起こりうる最大のリスクというのは、

 「FX用の証券口座に入れた資金がゼロになる」

 ということです。

 1万円から始めれば1万円、10万円から始めれば10万円、100万円から始めれば100万円が無くなります。

 

 始めた資金が10万円だったのに、借金を背負う、というような事は100%あり得ません。

 まずはこの点をしっかり認識しておいて下さい。

 

 肝心なことは、他の投資の手法と同様に、「余剰資金から始める」ということです。

 

2.FXの基礎

 そもそもFXとは、「外貨証拠金取引(Foreign eXchange)」のことです。

 よく、テレビのニュース番組の最後に、「本日は1ドル107円云々」というお知らせがあるかと思います。

 円を元にドルを買って、ドルの価値が増えるか減るかで自分の買ったドルの価値が上下する、というのが一番分かりやすい例です。

 

 例えば、1ドル100円の時に100ドル(1万円分)を購入したとします。

 その後、1ドルが110円に上がった時、自分の資産は1万1,000円になっています。

 この時に決済をすれば、この1,000円が利益になります。

 反対に、1ドルが90円に下がってしまった時、自分の資産は9,000円になっています。

 この時に決済をすれば、この1000円が損失になります。

 

3.レベレッジの使い方

 (1)為替の動き

 上記のように、1ドルが100円から90円になったり110円になったりするような大きな動きが短期で起こるということはあり得ません。

 過去の統計データを見ても、一日での値動きの平均というのは、1円あるかないかというところのようです。

https://fxbignner.com/usdjpy-band/

 

 (2)近年の最大の動き

 しかし、世界的な経済に大きな影響がある出来事があれば、一日で10円近く動くようなことも起こり得ます。

 近年では、「イギリスのEU離脱」「リーマンショック」等です。

 それぞれ、一日8.5円、7.3円と大きく動いています。

 しかし、上記のように、1万円の資金で100円で100ドル購入した場合、利益も損益も最大で850円、730円程度ということになります。

 

 (3)レベレッジとは

 ・上記のように、一日でのドル円の値動きは平均的に1円台であり、よほどの事が無い限り、一日で10円のような値動きをすることはありません。

 そこで、FXでは、「レベレッジ」という制度を使います。

 レバレッジとは「テコの原理」を意味する言葉です。

 FXでは、「口座に入れている資金を証拠金として、証拠金以上の金額の取引をする」

 という意味となります。

 

 ・例えば、1万円の資金で、1ドル100円の時に、200ドル分、つまり2万円分購入します。この時の状態は「レベレッジ2倍」ということになります。

 

 ・この時、上記のように1ドルが110円に値上がりした時、利益は2000円という事になります。同様に、90円に値下がりした時、損失も2,000円ということになります。

 レベレッジを3倍にしていたら、利益、損失は3,000円

 レベレッジを4倍にしていたら、利益、損失は4,000円

 ということになります。

 レバレッジを10倍にしていたら、利益、損失が共に10,000円となります。

 この時、利益が10,000円であった場合は、口座の資金が倍になるという事になりますし、損失が10,000円となっていた場合は、口座の資金がゼロになるという事になります。

 

 ・しかし、これは極端な例です。実際は、ドル円をレベレッジ10倍で取引したとしても、一日で10円の値段が動くことは早々ありませんので、上記のようなことはあくまでも理論上ということになります。

 

 ・国内の証券会社の場合、レベレッジの限界は25倍とされています。

 一般的に、最も取引量の多いドル円の場合、レベレッジは10倍程度が目安と言われております。

 また、初心者はレベレッジの限界を3倍ぐらいにしておくとよいと言われております。

 この場合であれば、上記の例でいくと、10,000円の資金で300ドル購入して、

 損失が出たとしても3000円ということになります。

 

4.様々な通貨

 FXでは、ドルだけでなく、ユーロ、オーストラリアドル南アフリカランドトルコリラ、メキシコペソ等の様々な通貨を取引できます。

 

5.様々な取引方法

  FXには様々な取引方法がありますが、大きく分けて2つの取引方法があります。

 

 (1)売買益をメインで狙う方法

 ・上記のように、例えば、ドル円の場合で、ドルを100円の時に購入して、ドルの価値が上がった時に決済をして、売買益を得る事をメインとする方法です。

 ・また、ドルの価値が下がると考えた時に、100円の時に「売る」という事もできます。この時は購入した時と逆で、ドルの値段が下がった時に利益が出て、上がった時に損失が出るということになります。

 

 (2)スワップをメインで狙う方法

 各国は、「政策金利」というものがあります。簡単に言うと、その通貨を1年間、その国の銀行に預けておいた時の利息が何パーセントかということです(厳密には違いますが、ざっくりとした説明です)。

 

 ・日本の現在の政策金利は極めて低く、ゼロ金利やマイナス金利という状態です(2020年4月13日現在)

 ・一方、政策金利を様々な理由で高くしている国というものがあります。

 ・この場合、日本とその国の政策金利の差の分を、毎日、お金を受け取れる制度が「スワップ」というものです。高金利の通貨であればあるほど、毎日のスワップの金額が大きくなっております。

 

 高金利通貨としては、トルコリラ(10.75%)メキシコペソ(7.00%)南アフリカランド(5.25%)等が人気です(2020年4月13日現在)

 

 しかし、高金利通貨というのは、潜在的に値下がりするリスクがあると言われております。また、様々な要因(世界的な不況、近隣諸国との関係、アメリカ、中国、EUとの関係等)により、値段が動きやすい通貨であると言われております。

 

 (3)その他

 ・「ドル貯金」という言葉を聞いたことがある方はいらっしゃるかと思います。

 ドルを取り扱っている銀行で、ドル貯金用の口座を開き、日本よりも政策金利の高いドルを購入することで、ドルの分の利息を受け取るという制度です。

 ・ドル貯金では、確かに円をそのまま銀行に預けているよりも利息は大きいです。しかし、銀行の手数料がかなり大きかったりします。

 ・例えば、三井住友銀行の外貨預金金利の場合は、0.010%となっておりますので、

 100万円分のドルを1年間預金したとしても、利息は100円ということになります。

 ・一方、例えば、100万円の資金で100万円分のドルを購入した時、FXの会社に拠りますが、例えば毎日のスワップが50円だとすると、1年間で受け取れるスワップは、50円×365日で18,250円ということになります。

 この場合、レベレッジは1倍ですので、理屈上、100万円の損失が発生することはありません。

 これをレベレッジ2倍にして200万円分のドルを購入すると、1年間で受け取れるスワップ36,500円、3倍にすると54,750円ということになります。

 年利にすると5%を超えるということになります。

  

    このように、リスクをかなり低くしても、ドル貯金代わりにFXを利用するという方法もあります。

 

 如何でしょうか?FXについては今後も投稿していきます。

 興味をお持ちの方は、以下から口座だけでも開いてみては如何でしょうか?

 

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米国駐在における、日米比較等は以下をご覧下さい!

sousuke22101243.hatenablog.com

米国駐在における陸マイラー、航空会社上級会員編は下記をご参照を!

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