ソースケのアメリカ駐在術・生活術

アメリカ駐在(2018年夏~2020年夏)、陸マイラー、投資家、ダイエッター

コロナ対策×マスク2枚郵送の是非

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 コロナ対策の給付金については、別の投稿でも取り上げました。

sousuke22101243.hatenablog.com

 

 今回は、改めて、「各世帯に布マスク2枚郵送の是非」について取り上げたいと思います。

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1.否定的な意見の典型

  否定的な意見の典型としては以下の記事を上げておきます。

「2カ月待たせてマスク2枚」世界中がずっこけたアベノマスク騒動 「官邸官僚」の渾身の提案は大不評 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 要は、国民の多くが思っていたのと同様に、

 (1)対応が遅い
 (2)数が少ない
 (3)WHOは布製マスクを推奨しないとしている
 (4)200億円以上の予算は無駄なのでは

 というような内容になっております。

2.政府の意図

 政府の実際の意図についてまとめてあるサイトについては、例えば下記をご参照下さい。

なぜ政府は「布マスク2枚」を配るのか - ITmedia NEWS

 また、他のサイトや、政府関係で働く知人等から実際にヒアリングした結果も踏まえ、下記にまとめます。

 (1)なぜ2枚なのか?

  ・日本の平均世帯が約2人であるから。

  ・細かい計算よりも早さを優先した方が良いと考えたから。

 

 確かに、各世帯の人数を個別に調べるよりも、配ってしまって、過不足は各自で調整してもらった方がよいかもしれませんね。

 しかしながら、いずれにしても対応が遅いという批判がされるのはやむを得ないかと思われます。

    (2)なぜ布マスクなのか?

  ・飛沫感染を防ぐという効果は使い捨てマスクと変わらないから

  ・布マスクを製造している企業は在庫の不安で作らなくなってしまう恐れがあり、

   政府が買い上げることで不安を解消させる狙いもある

 

 飛沫感染を防ぐ効果について、布マスクを推奨しないとしているWHOとは意見が食い違うようです。

 しかし、WHOがいつでも必ず正しいというわけでは無いと思います(当然、政府が正しいという保証もない)。

 今回のコロナウイルスの感染率や殺傷力の強さ、ワクチンについても、専門家の中でもかなり意見が割れており、何が正しくて何が間違っているのかは後々になってみないと分からないでしょう。

 

 (3)なぜ使い捨てマスクではないのか?

  ・使い捨てマスクの生産能力に限界があり、医療機関等にいち早く回したいから。

 

 これは妥当な考えのようにも思います。医療機関では、「人と接触しない」という事は不可能です。

 一方、一般国民は、必須の場合の外出以外は、外出自粛、自宅待機が可能な人も多いでしょう。

  

 (4)なぜ郵送などで大金を使うのか

  ・配布だと行列で集団感染の恐れがある。

  ・郵送にすることで、疲弊している地方自治体の負担を減らす狙いもある。

 

 確かに、自治体の窓口で配布となると、そこに人が集まり、集団感染のリスクがあります。地方自治体は今回の対応で疲弊しているというのも事実でしょう。

 しかし、一方で、給付金については「収入減の証明を窓口で申請」となっており、政策の一貫性が無いようにも思います。

 マスクについて郵送するのであれば、給付金の申告についても、郵送やオンラインでの申告という手段もできるとよいのですが。

 しかしながら、郵送やオンラインですと、虚偽申告の見極め、アクセスの集中によるサーバーのダウン等もあり現状では難しいでしょうね。

 

3.その他の政策

 ・マスクにばかり注目されておりますが、実は既に多くの保障制度、補助金制度、給付金の制度が始めっております。

 詳しくまとめて下さっていた方のページがありますので、ご紹介します。

note.com

4.まとめ

・なるべく、客観的な立場でまとめたつもりですが、如何でしょうか。

・私自身もあのタイミングでのマスク2枚」には正直ずっこけた感もあります。しかし、「各国は給付金等を検討しているのにマスク2枚かよ!」というセンセーショナルなメディアの報道もあり、上記のような「政府の意図」は置き去りにして「マスク2枚」が独り歩きしてしまった感も否めないでしょう。

・また、SNSでは、これをなんとか政権批判に繋げようと躍起になって悪意をもって伝えているような勢力があるようにも思います。真っ当な政権批判は結構ですが、給付金については日本も具体的な検討段階に入っておりますし、上記の通り、既に実施されている補償制度や補助金制度もあります。更に、各国の給付金や補償制度の情報には不確かなものやデマも多く含まれているという指摘もされています。

 くれぐれも情報の取り扱いに注意し、惑わされないようにしたいものです。

 

 今回はこの辺で。

 

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米国駐在における、日米比較等は以下をご覧下さい!

sousuke22101243.hatenablog.com

米国駐在における陸マイラー、航空会社上級会員編は下記をご参照を!

sousuke22101243.hatenablog.com

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