アメリカ×ゴルフ事情
アメリカは本当に物価が高く、特に外食等についていつも文句を言っておりますが(笑)、日本と比較して安い、数少ない料金として、「ゴルフのプレー代」があります。
私、ソースケの趣味の一つにゴルフがありまして、アメリカでは気軽にゴルフができるというのはかなり嬉しい。
もっとも、趣味とは言え、アベレージ100切れない程度のレベルなんですが・・・(泣) ※ベストスコアは93というところ。
今日は日米のゴルフ事情を、ゴルフにほとんど興味の無い方にも分かりやすいようにまとめてみます。
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ゴルフって何?
そもそもゴルフとは?という方のために簡単に下記に説明します。
・クラブという道具を使ってボールを打つ
・”ホール”という場所を基本的に18カ所回って、そのスコアを競う
・各ホールにはボールを入れる穴(ホール)があり、そこにボールを入れるまでの打数を数える
・各ホールに、「5打」、「4打」、「3打」という基準値が決められており、その基準値を「Par(パー)」という。
・各ホールで、「基準値」で終了することを、「Par(パー)」、一打少なく終了したことを、「バーディ」、一打多い事を「ボギー」、二打多い事を「ダブルボギー」、三打多い事を「トリプルボギー」と呼ぶ(四打以上多いと、「プラス4」とか言う・・・)
・最もスコアが少ない人が勝ち
複雑なようで基本ルール自体は極めてシンプルです。
シンプルだからこそ難しいのですが・・・。
日本のゴルフ
日本ではゴルフ場は都市部から遠いことが多いです(都市部にあるようなゴルフ場は恐ろしく値段が高い)。移動に片道1時間~2時間かかることはザラです。
また、料金も平日であっても1万円を切るようなところはを探すのは難しいのではないでしょうか。
土日だと1万5千円~2万円以上というようなところもざら。
また、ゴルフ場には「ジャケット」、「襟付きのシャツ」で到着しなければならない等と、色々とマナーがあったりします。
そして、ゴルフ場に到着してからゴルフウェアに着替えます。
また、前半9ホールが終わった後に昼食時間があって、そこから後半の9ホールに入ることが多いです。
後半が終わったらお風呂で一汗流して、また「ジャケット」、「襟付きのシャツ」に着替えて帰る、という感じです。移動も合わせる、よほど早朝から始めない限りは帰る頃は夕方か夜という感じですかね。
アメリカでのゴルフ
アメリカの場合は、土地が広大ということもあり、都市部からさほど遠くないところでもゴルフ場があります。
片道30分でも車で走ればゴルフ場がある場合はほとんどではないかと思います。
料金についても、土日でも30ドル~60ドルの場所もあります。
また、一部の格式高いゴルフ場を除き、「ジャケット」、「襟付きのシャツ」等のドレスコード等はありません。みんな、ゴルフウェアで来て、そのまま帰っていきます。
その代わり、ロッカーやシャワーも基本的に無いと思った方がよいです。
更に、基本的に18ホールのスループレーが基本で、9ホール後の昼食休憩はありません(お腹がすいたら適当にクラブハウスでハンバーガー等を食べたりはしてますが)。
と、このように料金も安いですが、その代わり設備もかなり簡易的です。
しかし、日本では実際のゴルフコースにデビューするまでのハードルはかなり高く、「練習場での練習を何カ月が経てから」等と言われておりますが、アメリカでかなりカジュアルであり、初心者でも気軽にコースを回っている感じです。
もし、「興味はあるけど中々切欠が無い・・・」というような思いがある方は、アメリカでの駐在、移住、留学を切欠に初めてみるのもよいかもしれません。
日米ゴルフ比較
以下の表に、上記の日米のゴルフ事情を比較します。
/ | 日本 | アメリカ |
料金 | 1万円~2万円 | 30ドル~60ドル |
ゴルフ場までの距離(車・片道) | 1時間~2時間 | 30分~1時間 |
ドレスコード | あり | なし |
プレースタイル | 9ホール後に昼食休憩 | スループレー |
設備 | 充実(ロッカールーム・風呂完備) | 必要最低限 |
どちらの方が優れている、というわけではありませんが、
個人的にはアメリカのカジュアルな感じのゴルフも好きです。
さて、上記の表以外にもアメリカのゴルフ特有の面白い点を記載していこうと思います。
アメリカのゴルフの特徴
・”マリガン”、”モルガン”
これはこちらに来てかなり驚いたのですが、アメリカでは、ミスショットをした後に、「マリガン」、または「モルガン」を宣言することで、「ノーペナルティで打ち直しができる」という制度があります。
当然、大会等では採用されておりませんが、友人同士のゴルフでは暗黙の了解で認められている場合は多いようです。
この「マリガン」の回数についても、「18ホールに1度だけ」、「9ホール毎に1度だけ」、「18ホールの最初の1ホールのみ」と、解釈の違いが色々あるようです。
私は他人のスコアを気にするようなゴルフをしておりませんので、それぞれが勝手にやりたいようにやればよいかと思います。
ただ、日本のゴルフ仲間に、「ベストスコアを更新したよ!」という連絡をする際に「マリガン」を使ったスコアを申告するのは嫌なので、私は絶対に使いません(笑)。
・日本より広く長い1ホール
土地が広大だということもあり、アメリカのコースは1ホール毎が日本より広く、長い傾向にある場合が多いです。
Par5で600ヤード近いホールや、Par3で200ヤード近いホールがあるような場合も・・・。
・プレーイング4が基本的にない
日本では、ティーショット(各ホールの1打目)が、OB(基準の領域より外にボールが落ちた場合)は、ホールの前方にある指定されたエリアから、「4打目」を打つ、「プレーイング4」が設定されている場合が多いですが、アメリカでは基本的にはこのプレーイング4はありません。
というのも上記の通り、コースが広く、ティーショットがOBになることはかなり稀だからです。
(いっそのことプレーイング4にしてくれよ、と思うようなティーショットを打ってしまっても、そこから2打目がスタートです(笑))
・マークをあまりしない
日本のゴルフプレーヤーは、グリーン場に自分のボールが乗ったら、「とりあえずマーク」をすると思いますが、どういうことかアメリカ人はあまりマークをしません。
よほど明らかに自分のボールが他の人のボールのライン上に無い限りは、自分からマークしてくれる事は無いようです。
この点の違いも最初はかなり戸惑いました。
・手押し車での移動
日本のゴルフでは、基本的にプレー中の移動はカートという専用の車。
アメリカでもカートはありますが、手押し車で移動するスタイルもかなり一般的なようです。
カートで移動してしまうよりは大変ではありますが、18ホール分歩くことになりますので、健康には良いかもですね。
↑このような手押し車で回ったりします
ゴルフの意義
現在、日本ではゴルフ人口の低下が問題になっていると言われております。
特に若い世代でゴルフを始める人達はかなり減っているようですね。
確かに、ひと昔前は「社会人と言えばゴルフ」というのが常識とも言えましたが、現在では趣味も多岐に亘りますし、「休日まで会社の上司達とゴルフなんてしたくない」という気持ちも非常によくわかります(笑)
私自身は、ゴルフは趣味と書きましたが、社内の年配の人達の中にはゴルフ好きがおりますので、誘われる事もあります。
そういう場合は、なるべく行くようにしています。
会社の外で、先輩や上司達と会話をし、考え方やプライベートな事を話し合うというのは、意義のあることだと個人的には考えています。
確かに、「仕事は仕事」、「プライベートはプライベート」と完全に分ける考えを否定するわけではありません。しかし、組織というのは個の集まりであり、その個同士のが円滑な組織運営ができるためにもコミュニケーションを取るという事は大事なのではないかと、というのが私の考えであり、その中でゴルフというのは丁度良いツールです。
確かに日本のゴルフは未だに旧態依然さがあったり、マナーや暗黙の了解でうるさい面も多く、煩わしさもありますが、社会人として身に着けておいて損は無いスキルだと思いますので、アメリカ生活に限らず、日本在住の方も気軽な気持ちで初めてみてもよいのではないかな、と思います。
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米国駐在における、日米比較等は以下をご覧下さい!
sousuke22101243.hatenablog.com
米国駐在における陸マイラー、航空会社上級会員編は下記をご参照を!
sousuke22101243.hatenablog.com
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