アメリカ×自動車×免許取得
今回は、アメリカにおける自動車事情の諸々について。
NY等の都会、それもマンハッタン内に住んでいる、というような場合を除き、
アメリカでの生活においては、車は必須です。
大型スーパー、子供の学校への送迎、病院、旅行、何をするにも基本的には車での移動がベースだからです。
今回は、自動車事情の日米比較をしてみようと思います。
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1.ドライバーの質
まず最初に言っておくべきなのは、アメリカのドライバーのマナーの酷さは日本のそれとは全く比較になりません。
日本でも昨今、「煽り運転」が問題になっておりますが、アメリカの場合はもっともっともっと酷いです。
・やたらめったらクラクション(ホーン)を鳴らす
・ウインカーを使わずに急な車線変更
・ウインカーをずっと出しているのに、誰も入れてくれない
・やたら車間距離を詰めてくる
私は自分が優良ドライバーだと胸を張るつもりはありませんが(一応、ゴールド免許保持者ですが)、クラクションを鳴らしたという記憶はほとんどありません。
そもそも、日本においても、クラクションを鳴らしてよいのは、
①警笛ならせ、のサインがあるとき、
②危険を避けるために止むを得ないとき、
の二つしかなかったはず。信号待ちしていて、前の車が青になっても進まないとか、
道を譲ってもらって、「ありがとう」の意味でのクラクションも厳密には違法です。
アメリカでも一応は同様のルールがあるようですが、街中でビービーブーブーうるさいです。
都市部だと特に酷いようですので、都市部で運転しなければならない人は本当に気をつけて下さい。クラクションを鳴らされても動じない、強いハートが必要です。
2.免許取得プロセス
まず、アメリカでは州毎に法律が違いまして、隣接している州の法律が似ているかというと必ずしもそうでもないです。
自動車免許を取得する要件はプロセスも州によって様々です。
特筆すべきは、日本ではほぼ全ての人が自動車教習所に通うと思いますが、アメリカでは自動車教習所はさほど一般的ではないようです。
教習所に通うにしても、費用は安く、日本の10分の1程で済む場合も。
また、日本の免許を持っている場合は、日本大使館や日本領事館に行って、日本の免許証の英訳版を貰えば州によって異なりますが、
・実技が免除+筆記試験
・簡易的な実技でOK+筆記試験
・実技も筆記もほぼ免除
と、様々なメリットがあります。
最近は日本人でも車や免許持たない人の率も増えてきていると思いますが、
アメリカで一から免許を取得するよりは、免除制度を使って取得した方が楽です。
また、「サービスの質」のところでも書きましたが、免許証を申請する運輸局の
担当者の態度というのも中々に酷い場合があり、人によっては追加の書類を要求してきたり、「あんたは免除の対象ではない」と(その担当者が無知なだけなのに)、言われる事もあります。
また、とある州では、免許を取得するためには車で運輸局に行って実技試験を受ける必要があるという不思議な制度を取っています。
・・ということは、自宅から運輸局に行くまでは厳密には無免許運転・・・?
滞在する予定の州の制度をよーーく確認して下さい。
3.免許取得後
免許を取得したら、次は車のゲット。
お勧めは街中でよく見かける同じメーカー、車種の車を中古車で買うことです。
理由は以下の通りです。
①新車を買うと、手放す時の値段の落差が大きい
日本でも同じことが言えるかもしれませんが、新車というのは、手放す時に値段がかなり下がります。一方、中古車は既に中古車になっているので、手放す時も中古車。値段の落差はそこまで大きくない傾向にあります。
また、人気筋の中古車であれば、購入時とさほど変わらない値段で手放せた、なんて例も聞いたことがあります。
②リースはおそらく困難
車を入手する手段としては、もう一つは「リース」という方法があります。
日本ではあまり一般的ではありませんが、アメリカでは一般的です。
頭金を払って、後は月々のリース代を支払うというような制度ですね。
ところが、このリースは、「原則3年以上の契約」であったり、「クレジットヒストリーがあること」が条件だったりしますので、比較的短い期間滞在する予定の留学生や駐在員は基本的に困難だと思います。
私の場合は2年駐在予定、クレジットヒストリー無し、の状態でしたが、
ごり押しにごり押しを重ねて、なんとかリース契約をこじつけましたが、
例外だと思って下さい。
4.運転に慣れる
免許と車をゲットしたら、後は運転に慣れるだけです。
筆記試験で習った以外の、その州や地域独特の暗黙の了解などもあったり、して戸惑うことも多いです。
何より、日本とは逆ハンドル、反対車線なので、くれぐれも逆走などされませんように・・・
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アメリカでの運転はGoogle mapで! - ソースケのアメリカ生活術・駐在術
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