コロナウイルス×新学期9月移行について
現在(2020年5月5日)、コロナウイルスの影響で学校の休校状態が続いております。
そんな中、「新学期を9月に移行する」という説が検討されているようです。
文科相「大きな選択肢」9月入学・新学期の議論加速 – 日本教育新聞電子版 NIKKYOWEB
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・個人的には、この移行は各所に相当の負荷がかかると思いますので、諸手を上げての賛成はできません。しかし、一方、現状では既に新学期から2カ月の休校が決まっており、今後も続くとなると、現実問題として9月にせざるを得ないのではないかと思います。
・しかしながら、半年乃至1年の移行というのは、今後の人生設計にも大きな影響があります。
例えば、一般的な企業に勤めた場合、現在の制度では60歳で定年となります。
希望する場合は定年後再雇用制度で65歳まで働くことはできる場合が多いです。
しかし、定年後再雇用制度ですと給料が大幅に下がることが多いです。
すなわち、「定年まで何年働けるか」ということは、一般的な企業に就職する場合において、「生涯収入」に影響してくるのです。
※現在、定年を65歳に移行する制度や、定年後再雇用制度は見直される動きがあります。
・ということは、今まで4月から就職できていた世代の就職も9月からになるということになり、若干ではありますが、約半年分の生涯年収分について損をすることになります。これを大きいと見るか、些細な差と見るかについては色々な意見があろうかとは思います。
・止むを得ず「9月新学期」という制度に移行するのであれば、下記2つの制度の導入を合わせて検討すべきと思います。
(1)9月に一つ上の学年として新学期を迎える事ができる制度
・例えば、2020年4月1日をもって小学校1年生となった生徒について、2020年9月1日には、「小学校2年生」として新学期を迎える事も選択できる制度にするということです。勿論、全員ではなく、一定の確認テスト等をパスした場合等にするべきだとは思いますが。
(2)飛び級制度
・現行の日本の制度では、義務教育の過程においてはいわゆる「飛び級制度」はありません(義務教育以降は一部導入している高校、大学はあります)。
義務教育の過程では、「全ての生徒を平等に扱うべき」という考えからとのことです。
しかしながら、そもそも全ての生徒の産まれ持った勉強能力が異なるのは当然であり、何が何でも平等に扱うというのはナンセンスではないかと、個人的には思います。
現在、幼少教育を専門とする塾等が豊富にあり、幼稚園の段階で小学生のカリキュラムの勉強をしている子供もさほど珍しくはありません。
このような子供達にも全員と同じように小学校1年生から必ず入学させるという必要性は無いのではないでしょうか。
先進国間、及び新興国との競争が益々激化している近年では、「優秀な人材」の育成が必要不可欠です。
「平等」に拘るあまり、国際競争に乗り遅れてはならないと思います。
(3)飛び級制度等の弊害
・上記の(1)や(2)の飛び級制度等の弊害についても認識はしております。
・まずは、「交友関係」の問題があろうかと思います。クラスの中に年齢がバラバラという事態が生じ、友人関係を築く際に何かと問題が起こることは想像できます。
・また、筋力や体格等、勉強ではどうにも克服できない「体育」についてどうするのかという問題もあります。
・その他、「飛び級」をしてしまった生徒がそのままモチベーションを保てるのか等の懸念もあろうかと思います。
まとめ
・今回は、新学期移行説についてと、それに伴って導入するべきと個人的に考えている制度について記載しました。
・どのような制度にしようと、メリット・デメリットはあるものですが、「デメリット」ばかりを強調せず、「メリット」についてもキチンと目を向けて欲しいものです。
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