チップの払い方×騙されるな!×裏話
アメリカで外食をする時に厄介なもの。
それはとにもかくにもチップ。
他にも色々あるのですが、今日はチップについて書きます。
食事の料金の15%~20%をチップとして上乗せするのがアメリカでのマナー。
理由は、配膳スタッフ等の給与はそこまで高いわけではなく、チップで賄っているから。
…と、ここまでは割と皆さんご存じな事かと。世界を見渡せば、チップが必要な国というのは少数派というわけではなく、寧ろチップを必要としない日本の方が少数派かもしれません。
今回は、チップの制度の裏話やコツなどを書いて行きます。
知らない内に損しているかも?
- 1.対象料金は、「税抜き前の価格」
- 2.計算不要にしてくれている場合もある
- 3.都市部はチップに厳しい
- 4.チップを払わなくてもよい場合もある
- 5.チップを廃止した時期があった
- 6.チップの払い方(クレジットカード等)
- 7.チップその他
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1.対象料金は、「税抜き前の価格」
これ、私もつい最近まで誤解していたのですが、15%~20%の計算の対象は、「税抜き前の価格」です。
チェックを頼むと、請求書に、「Subtotal」「Tax」、「Total」と記載されています。
意味としては、Subtotalが、税抜き前の価格で、Taxが税金、Totalが税込み価格。
チップは、「Subtotal」に対して計算すればよいのですが、「Total」から計算してしまう人がチラホラ。
店側も、敢えて分かりにくい表示をしているんじゃないか?と思うような場合も・・・
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2.計算不要にしてくれている場合もある
求書の金額をみて、携帯を取り出し、電卓機能で計算・・・面倒ですよね。
最近では、15%ならこれぐらい、18%ならこれぐらい、20%ならこれぐらい、と自動的に参考値を請求書に印字して渡すお店もあります。
非常に楽ですが、この場合、本来は上記のように、「Subtotal」から計算すればいいものを、「Total」から計算している場合が多いような気がします。
詐欺とまでは言えないですが、やり方としては中々ですよね。
是非注意して下さい。
あ、Totalから計算しているな、と思ったら、迷わず、一番低い「15%」を選択してもよいですよ。
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3.都市部はチップに厳しい
15%~20%と書きましたが、あくまでも目安。
私も、サービスがイマイチだな、と思って、10%ぐらいにしたことがあります。
その場合でも、チップを書いたレシートを置いた後は基本的にすぐに席を立ちますので、特にトラブルにはなりません。
しかし、NYはチップにめちゃめちゃ厳しいです。
一度、NYのラーメン屋で、チップの計算を適当に暗算して書いたら、かなり低い金額だったらしく、店を出る前にホール責任者らしき方に呼び止められ、
「すみません。彼女(担当者)のサービスに何かご不満がありましたか?!」
と、かなり強い剣幕で訊かれましたことがあります。
私が、
「いえ、そういうわけでは…」と答えると、
「チップが少なかったもので」
と言われてしまい、慌ててその場でチップの訂正をレシートに書いて、そそくさと店を出たという経験があります。
都市部ではチップに厳しい傾向にあるようです。
特にNYは、会計後のチップの確認がめちゃくちゃ早い。
私みたいに恥ずかしい目に合わないためには、気を付けて下さいね。
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4.チップを払わなくてもよい場合もある
上記の3と矛盾するようなケースです。
これはこちらで長く住んでいる日本人の知人の話なのですが、
あまりにもサービスの質が悪いと感じた時に、
その悪い点をレシートに事細かに記載して、
1ペニー(1セント)を置いて店を出たことがあるそうです。
1ペニーのチップというのは、侮辱の意味があるので、
よっぽどでなければ避けた方がよいです。
マナー的にもどうなのかな?と思いますが、
本当に「よっぽど」だったんでしょうね。
まあ、私もこちらに住んでかなりハートが強くはなりましたが、
このような事はさすがにできないですね・・・。
この知人とNYのラーメン屋のホール責任者の方が言い合いになったらどうなるんだろう(笑)
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5.チップを廃止した時期があった
誰もが面倒だと思っているはずのチップ。
実は、アメリカでは一度廃止された事があるそうです
(全都市なのかは不明ですが)。
ところが、結果的に従業員の手取りが減ったとか、チップ込みの料金表示にしたら客が「高い」と感じて客足が遠のいてしまったため、チップ制度は復活したとか。
下記のページが参考になります。
https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2018/05/post-998_2.php
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6.チップの払い方(クレジットカード等)
ほとんどのレストランでは、会計は基本的にクレジットカードやデビットカードでのテーブルチェックです。
テーブルチェックの際にカードで会計を済ませ、チップを支払うまでの手順は下記の通り。
(1)チェックを頼む
(2)請求書を確認する(冊子みたいなのに挟まれてきます)
(3)クレジットカードを冊子に挟んで、店の人に渡す
(4)再び、冊子が運ばれてくる
この中に、クレジットカードと、
「店側のコピー(Merchant Copy)」と
「客側のコピー(Costumer Copy)」があるはずです。
(5)「店側のコピー(Merchant Copy)」に、チップを記載し、サインをする。
上記の、「Subtotal」「Tax」、「Total」が書かれているので、
「Subtotal」を元に計算して、そのチップを記載して下さい。
※後々もめないために、「客側のコピー(Costumer Copy)」にもチップをいくら記載したか、書いておいた方がよいですね(私は面倒でやってませんが・・・笑)
(6)クレジットカードを回収し、「店側のコピー(Merchant Copy)」を冊子に挟んで、店を出る、もしくは再度渡す。
ここで、慣れていない人は、(6)でクレジットカードを挟んだまま、冊子を渡してしまう場合があります。
一発で初心者(?)だとバレてしまいますので、気をつけて下さい(笑)
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7.チップその他
レストランではないですが、ホテルに宿泊したとき、ベッドの横の机とかに1ドルを置いたりしますよね。
清掃員の方へのチップですね。
ところが、特に都市部や観光地等では、請求書に、「サービス料」ってのが名目として計上されている場合があります。
この場合、実はチップはいらないそうです(払ってもよいですけど)。
もし可能なら、ホテルを予約する時、もしくはチェックイン時に、サービス料が含まれているかどうかを確認した方がいいですね。
また別の機会に書きますが、アメリカではキャッシュをほとんど持たなくなってきているので、たまにキャッシュ不足に陥ります。払わなくてもよいキャッシュは払いたくないですよね。
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今回はこの辺で。
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