ソースケのアメリカ駐在術・生活術

アメリカ駐在(2018年夏~2020年夏)、陸マイラー、投資家、ダイエッター

チップの払い方×騙されるな!×裏話

 

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 アメリカで外食をする時に厄介なもの。

 それはとにもかくにもチップ

 他にも色々あるのですが、今日はチップについて書きます。

 

 食事の料金の15%~20%をチップとして上乗せするのがアメリカでのマナー。

 理由は、配膳スタッフ等の給与はそこまで高いわけではなく、チップで賄っているから。

…と、ここまでは割と皆さんご存じな事かと。世界を見渡せば、チップが必要な国というのは少数派というわけではなく、寧ろチップを必要としない日本の方が少数派かもしれません。

 

 今回は、チップの制度の裏話やコツなどを書いて行きます。

 知らない内に損しているかも?

 

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1.対象料金は、「税抜き前の価格」

 

 これ、私もつい最近まで誤解していたのですが、15%~20%の計算の対象は、「税抜き前の価格」です。

チェックを頼むと、請求書に、「Subtotal」「Tax」、「Total」と記載されています。

意味としては、Subtotalが、税抜き前の価格で、Taxが税金、Totalが税込み価格。

 チップは、「Subtotal」に対して計算すればよいのですが、「Total」から計算してしまう人がチラホラ。

 

店側も、敢えて分かりにくい表示をしているんじゃないか?と思うような場合も・・・

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2.計算不要にしてくれている場合もある

 

 求書の金額をみて、携帯を取り出し、電卓機能で計算・・・面倒ですよね。

最近では、15%ならこれぐらい、18%ならこれぐらい、20%ならこれぐらい、と自動的に参考値を請求書に印字して渡すお店もあります。

 非常に楽ですが、この場合、本来は上記のように、「Subtotal」から計算すればいいものを、「Total」から計算している場合が多いような気がします。

 詐欺とまでは言えないですが、やり方としては中々ですよね。

 是非注意して下さい。

 あ、Totalから計算しているな、と思ったら、迷わず、一番低い「15%」を選択してもよいですよ。 

________________

3.都市部はチップに厳しい

 

 15%~20%と書きましたが、あくまでも目安。

 私も、サービスがイマイチだな、と思って、10%ぐらいにしたことがあります。

 その場合でも、チップを書いたレシートを置いた後は基本的にすぐに席を立ちますので、特にトラブルにはなりません。

 しかし、NYはチップにめちゃめちゃ厳しいです。

 

一度、NYのラーメン屋で、チップの計算を適当に暗算して書いたら、かなり低い金額だったらしく、店を出る前にホール責任者らしき方に呼び止められ、

 

「すみません。彼女(担当者)のサービスに何かご不満がありましたか?!」

 

と、かなり強い剣幕で訊かれましたことがあります。

私が、

「いえ、そういうわけでは…」と答えると、

 

「チップが少なかったもので」

 

 と言われてしまい、慌ててその場でチップの訂正をレシートに書いて、そそくさと店を出たという経験があります。

 都市部ではチップに厳しい傾向にあるようです。

 特にNYは、会計後のチップの確認がめちゃくちゃ早い。

 私みたいに恥ずかしい目に合わないためには、気を付けて下さいね。

____________

4.チップを払わなくてもよい場合もある

 

 上記の3と矛盾するようなケースです。

 これはこちらで長く住んでいる日本人の知人の話なのですが、

 あまりにもサービスの質が悪いと感じた時に、

 その悪い点をレシートに事細かに記載して、

 1ペニー(1セント)を置いて店を出たことがあるそうです。

 1ペニーのチップというのは、侮辱の意味があるので、

 よっぽどでなければ避けた方がよいです。

 マナー的にもどうなのかな?と思いますが、

 本当に「よっぽど」だったんでしょうね。

 まあ、私もこちらに住んでかなりハートが強くはなりましたが、

 このような事はさすがにできないですね・・・。

 この知人とNYのラーメン屋のホール責任者の方が言い合いになったらどうなるんだろう(笑)

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5.チップを廃止した時期があった

 

 誰もが面倒だと思っているはずのチップ。

 実は、アメリカでは一度廃止された事があるそうです

(全都市なのかは不明ですが)。

 ところが、結果的に従業員の手取りが減ったとか、チップ込みの料金表示にしたら客が「高い」と感じて客足が遠のいてしまったため、チップ制度は復活したとか。

 

下記のページが参考になります。

https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2018/05/post-998_2.php

___________

6.チップの払い方(クレジットカード等)

 

 

 ほとんどのレストランでは、会計は基本的にクレジットカードやデビットカードでのテーブルチェックです。

 テーブルチェックの際にカードで会計を済ませ、チップを支払うまでの手順は下記の通り。

 

 (1)チェックを頼む

 (2)請求書を確認する(冊子みたいなのに挟まれてきます)

 (3)クレジットカードを冊子に挟んで、店の人に渡す

 (4)再び、冊子が運ばれてくる

   この中に、クレジットカードと、

  「店側のコピー(Merchant Copy)」と

  「客側のコピー(Costumer Copy)」があるはずです。

 (5)「店側のコピー(Merchant Copy)」に、チップを記載し、サインをする。

  上記の、「Subtotal」「Tax」、「Total」が書かれているので、

 「Subtotal」を元に計算して、そのチップを記載して下さい。

 ※後々もめないために、「客側のコピー(Costumer Copy)」にもチップをいくら記載したか、書いておいた方がよいですね(私は面倒でやってませんが・・・笑)

 (6)クレジットカードを回収し、「店側のコピー(Merchant Copy)」を冊子に挟んで、店を出る、もしくは再度渡す。

 

 ここで、慣れていない人は、(6)でクレジットカードを挟んだまま、冊子を渡してしまう場合があります。

 一発で初心者(?)だとバレてしまいますので、気をつけて下さい(笑) 

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7.チップその他

 

 レストランではないですが、ホテルに宿泊したとき、ベッドの横の机とかに1ドルを置いたりしますよね。

 清掃員の方へのチップですね。

 ところが、特に都市部や観光地等では、請求書に、「サービス料」ってのが名目として計上されている場合があります。

 この場合、実はチップはいらないそうです(払ってもよいですけど)。

 もし可能なら、ホテルを予約する時、もしくはチェックイン時に、サービス料が含まれているかどうかを確認した方がいいですね。

 また別の機会に書きますが、アメリカではキャッシュをほとんど持たなくなってきているので、たまにキャッシュ不足に陥ります。払わなくてもよいキャッシュは払いたくないですよね。

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今回はこの辺で。

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