アメリカ×日本との時差×アメリカ国内の時差×サマータイム
わざわざ言うまでもないですが、日本とアメリカとの間には時差があります。
しかし、「アメリカ内にも時差がある」、「時期によって日本と日本との間の時差が変わる」ということまで完全に認識されている方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?
これが中々やっかいで、日本とアメリカとのテレビ会議等、または、アメリカ国内の東地区⇔西地区への移動、テレビ会議等で中々困惑する場面が多いです。
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- 1.日本との時差(サマータイム適用時期)※毎年3月の第2日曜日午前2時~11月第1日曜日午前2時)
- 2.日本との時差(サマータイム非適用時期)※毎年11月第1日曜日午前2時~翌年3月の第2日曜日午前2時)
- 3.サマータイムと非サマータイムの切り替え
- 4.アメリカ国内の時差
1.日本との時差(サマータイム適用時期)※毎年3月の第2日曜日午前2時~11月第1日曜日午前2時)
※ハワイ時間とアラスカ時間は除きます。
(1)西海岸(シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス等)
16時間。
日本の一般的な就業時間を例にしますと、以下のようになります。
日本の午前9時:現地は午後5時
日本の午後5時:現地は午前1時
日本との時差が一番大きい地域です。
日本の就業時間である午前8時~9時ぐらいからの会議であれば、
現地(アメリカ側)さほど負担なく対応できると思われます。
(2)山岳部(ソルトレークシティ、デンバー、フェニックス等)
15時間。
日本の午前9時:現地は午後6時
日本の午後5時:現地は午前2時
日本との時差が二番目に大きい地域です。
日本の就業時間である午前8時~9時ぐらいの会議ですが、
会議が1時間と想定すると、日本の午前9時からの会議だと、現地での開始時間が午後6時、終了時間が午後7時となります。
日本の感覚だと、「それぐらい普通では?」という感じもしますが、
可能であれば就業時間より前の日本の午前8時(現地での午後5時)ぐらいにしてあげると、現地の方もありがたく思うでしょう。
(3)中部(シカゴ、ダラス、ヒューストン等)
14時間。
日本の午前9時:現地は午後7時
日本の午後5時:現地は午前3時
日本の午後9時:現地は午前7時
このあたりから、午前中の会議をしようとすると、日本の就業時間よりかなり前に設定しないと現地にとって厳しくなってきます。
ただ、アメリカ人の中には、「朝早めに仕事をして、午後は早めに帰る」というスタンスの人もいます。
その場合、日本の午後9時、現地の午前7時というのも一つの案になります。
日本側の負担がやや大きくなりますが・・・。
(4)東部(デトロイト、ボストン、ニューヨーク、ワシントンDC等)
13時間。
日本の午前9時:現地は午後8時
日本の午後5時:現地は午前4時
日本の午後9時:現地は午前8時
東部時間になると、日本の午前中の会議はかなり難しくなってきます。
一方で、日本の午後8時、午後9時は、現地は午前7時、午前8時なので、このあたりの方が現地にとっては無理がなくなってきます。
2.日本との時差(サマータイム非適用時期)※毎年11月第1日曜日午前2時~翌年3月の第2日曜日午前2時)
(1)西海岸(シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス等)
17時間。
日本の午前9時:現地は午後4時
日本の午後5時:現地は午前0時
日本の就業時間、及びその少し後の時間である午前8時~10時ぐらいからの会議であれば、現地(アメリカ側)さほど負担なく対応できると思われます。
(2)山岳部(ソルトレークシティ、デンバー、フェニックス等)
16時間。
日本の午前9時:現地は午後5時
日本の午後5時:現地は午前1時
日本との時差が二番目に少ない地域です。
日本の就業時間である午前8時~9時ぐらいの会議ですが、
現地の人にとってもさほど無理はない時間帯となります。
(3)中部(シカゴ、ダラス、ヒューストン等)
15時間。
日本の午前9時:現地は午後6時
日本の午後5時:現地は午前2時
日本の午後9時:現地は午前6時
この辺りから、午前中の会議では就業時間よりやや早く午前8時ぐらいに設定する必要がでてきます。
また、サマータイムでは可能であった日本の午後9時開始の会議は、現地では午前6時となり、中々この時間から働いている人は稀になります。
(4)東部(デトロイト、ボストン、ニューヨーク、ワシントンDC等)
14時間。
日本の午前9時:現地は午後7時
日本の午後5時:現地は午前3時
日本の午後9時:現地は午前7時
東部時間になると、日本の午前中の会議は、就業時間をやや早めの午前8時でギリギリ承認してくれるかどうかというところ。
また、日本の午後9時であっても、現地は午前7時。早めに働いている人以外とでは会議を開催するのは難しくなります。
3.サマータイムと非サマータイムの切り替え
上記のように、サマータイムと非サマータイムとの切り替えは、休日である日曜日の午前中に行われますので、アメリカに住んでいる限りではさほど大きな変化は感じません。
ただし、サマータイムの調整を自動で調整してくれる携帯電話はよいのですが、そうでない電化製品(電子レンジ、オーブン等)や、一部の自動車の時計は、手動で時計を調整する必要があったりします。
自動調整機能の無い時計をベースに生活していると、思わぬ勘違いをしてしまうことがありますので、注意が必要です。
また、上記のように、サマータイム制度が現状(2020年)には無い日本とでは、時差が時期によって変わることになりますので、注意が必要になります。
アメリカ時間で午後5時開始になるのか、午後6時開始になるのかによっては、現地の人の中には難色を示す人が出てくる場合もあることを認識しておく必要があります。
4.アメリカ国内の時差
日本との時差が地域によって異なるということは、当然、アメリカ国内での時差もあるということです。
特に、東部⇔西部への移動については、東部⇒西部への移動は、フライトの時間は概ね4時間~5時間ぐらいですが、時差があるため、午前中に出発しても午前中には到着するような感じとなり、一日が長く感じます。
一方、西部⇒東部への移動は、午前中に出発しても到着すると夕方以降となり、一日が短く感じます。
昨今のスマホ等の携帯電話は時差は自動で調整してくれるものがほとんどだと思いますが、アナログの腕時計等も併用している人はくれぐれも注意が必要です。
特に西~東への移動の際で乗り継ぎがある時には、腕時計に頼ると、最悪の場合、時間を勘違いして乗り過ごす、なんていうことにもなりかねません。
次回は、私が日本に帰国する際に、東部時間⇒中部時間の勘違いをしたちょっとした事件をご紹介します(笑)
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